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今後RIZINはどこへ向かうのか

RIZINへの参戦選手が多かった修斗とパンクラスがONEと業務提携したことで、RIZINへの選手派遣は事実上不可となりました。

フェデレーションという立場をとってきただけに今後RIZINはどこへ向かうのでしょうか。

フェデレーションのあり方としての是非

PRIDE時代の反省を踏まえて独占する形ではなく、開かれた形を模索したのがRIZINで、チャンピョンクラスが集まってGPやワンマッチを行うというコンセプトでした。

理想と現実は違うもので競争の激しい格闘技業界の上位レイヤーでこのコンセプトを維持していくのは難しい。

UFCもONEも独占契約で他団体には出場できない。他団体にも出場できる契約とはいえ、そもそも他の団体が独占契約してしまうとRIZINに出れる選手がいなくなっていきます。

時代と共に変わり行くべき

RIZIN立ち上げ当初はONEもそれほど資金力もなく、いろいろな団体との付き合いができていましたが、状況は変化してきたので、RIZINとしての立ち位置も変わっていく必要があるように感じます。

これまでの他団体にも出場できる契約は残しつつ、RIZINをフェデレーションではなく、団体に舵を切っていくべきかと思います。

実際にRIZINのみの選手は増えている

移籍組を含め、堀口恭司、イリー・プロハースカ、ギャビ・ガルシア、真珠・野沢・オークレア、佐々木憂流迦なども他団体では試合をしていません。他のにもいると思います。

他団体への出場もできるような契約をしているのでしょうけど、基本的にはRIZINでのみ試合をする選手がいますので、修斗とパンクラスから選手派遣が難しくなった現状を踏まえ、こういった専属契約の選手を増やしていき、団体化していくべきだと思います。

階級の整備と女子格闘技がキモ

団体化していく上でまず必要なのが階級の整備です。男子は、バンタム級とGPが行われるライト級、そして4月にタイトルマッチが行われるライトヘビー級が階級として存在します。

参戦選手がいるかどうかは別として残りの階級も区切りをつけておく必要があります。ワンマッチで組まれるときもその方がわかりやすい。

そして女子格闘技がキモになると思います。
RIZINは、ジュエルズを運営するDEEPとは協力関係にあるので選手を派遣してもらうことは継続でき、さらにベラトールとの提携の中で、階級を合わせていくことで弾ける可能性を秘めているように思えます。

RIZINとベラトールで女子格闘技が盛り上がることで、海外団体で上のレイヤーで試合をしたい女子選手を獲得できる。男子と同じく女子も日本人選手は軽い階級であれば強い選手が多いですし、逆に思い階級では新たな外個人選手のスターが生まれる可能性がある。

やきもきしてしまうファン心理

とはいえ、運営は大変そうでファンとしてはやきもきしてしまいます。ONEにいいようにやられて、RIZINはどうなっていくのかな。と。

キックを増やす方向に舵を切るとKnockoutとRISEがある以上、そこまで増やさなくてもいいんじゃないだろうかと思います。

もうすぐRIZINの2019年シーズンが始まるので楽しみにしていましょう。

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