もう1人の世界最強が決まる。Bellator ヘビー級トーナメント決勝戦が1月に開催決定
Bellator MMAが開催するヘビー級トーナメント、Bellator Heavyweight World GRAND PRIXが一年という時間をかけて開催されてきたが、ついに決勝戦が2019年1月26日(日本時間で27日だと思われる)にカリフォルニアで行われる。
ヘビー級トーナメントといえば、PRIDEのメインストリームだったが時代は移り変わりアメリカで最高峰のトーナメントが開催されている。
最高峰のトーナメント出場者
このヘビー級トーナメントは、UFCと契約外の選手では最高の選手を揃えたトーナメントだっただろう。UFCの契約選手は他でプロモーションで基本的には試合が出来ない。※KID対魔娑斗はTV番組の企画だったので特別に許可が出たようだ。
8名参加でトーナメントは開催され、すべてワンマッチでメインイベントとして行われた。
ヘビー級トーナメント出場者
フランク・ミア
キング・モー(RIZIN無差別級トーナメント王者)
チェール・ソネン
マット・ミトリオン
ロイ・ネルソン
エメリヤーエンコ・ヒョードル(元PRIDEヘビー級王者)
クイントン・ランペイジ・ジャクソン(元UFCライトヘビー級王者)
ライアン・ベイダー(現Bellatorライトヘビー級王者)
トーナメント表はこちら
トーナメント1回戦
チャール・ソネン対クイントン・ランペイジ・ジャクソン
マット・ミトリオン対ロイ・ネルソン
エメリヤーエンコ・ヒョードル対フランク・ミア
ライアン・ベイダー対キング・モー
動画を見てもらえばわかるように1回戦を勝ち上がったのが、チェール・ソネン、エメリヤーエンコ・ヒョードル、マット・ミトリオン、ライアン・ベイダーの4人。
RIZIN無差別級GPで圧倒的な強さを見せていたキング・モーがあっさり消えてしまったのは、組み合わせのせいだろうか。
準決勝2試合は2日間連続大会で行われた。
エメリヤーエンコ・ヒョードル対チャール・ソネン
マット・ミトリオン対ライアン・ベイダー
準決勝の結果を受けて決勝戦のカードが決まった。
グランプリ決勝は、ライアン・ベイダー対エメリヤーエンコ・ヒョードル
PRIDEの皇帝がこのトーナメントでも決勝戦まで残ったのはPRIDEを観ていたファンとしては感慨深い。ヒョードルもPRIDE以降で言えば、アフリクション、M-1グローバル、ストライクフォース、そしてBellatorと渡り歩いた。
アメリカでは、リングからケージに戦う場所が変わって、負けることが増えてしまい、年齢的にも難しいと思われていたが、このヘビー級トーナメントを決勝戦まで残ったところをみるとさすが、皇帝と言わざる負えない。
一方のライアン・ベイダーは、現ライトヘビー級の王者でヘビー級トーナメントに参加しているが、これでヒョードルを倒すことがあればUFCのダニエル・コーミエと同じくライトヘビー級、ヘビー級の二階級同時制覇となる。
※Bellatorではヘビー級王者が現存しないので、初代ヘビー級王者となるが階級王者となるかは不明。
マット・ミトリオンとの試合もグッドシェイプで臨んでおり、一方的に叩きのめす試合だった。
決勝戦は1月26日
どちらが勝っても先の展開があって面白いマッチメイクだ。
ヒョードルがとれば、RIZINと契約しているミルコがやりたいと言い出すだろうし、ベイダーが勝てば、UFCのランカーでくすぶっているヘビー級、ライトヘビー級の選手がやりたがってBellatorに移籍してくる事もあるだろう。
やはりアメリカはヘビー級の国。世界最強はアメリカで決まるようだ。
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