ゴサイクンダ レイクトレック - DAY 1
2023年9月中旬、ネパールでは雨季の終盤となる時期に、ヒンドゥー教の聖地、ゴサイクンダへ行ってきました。ゴサイクンダのトレッキングに関する日本語の情報は少なく、また9月中旬の山の気候に関する情報も少なかったので、行く前に自分が欲しかった情報などを中心に記録をまとめました。
ゴサイクンダとは
ネパール・ランタン国立公園内、標高4380mに位置するヒンドゥー教のシヴァ神が住むとされる聖なる湖。毎年7-8月のジャナイ・プルニマという満月の日には多くのヒンドゥー教徒が巡礼に訪れるため、ゴサイクンダまでの道は同国の人気のトレッキングコースであるエベレスト街道同様に整備され、ロッジ等の宿泊施設も充実しています。
ガイドについて
現在、ネパールで外国人がトレッキング・登山を行う際には、政府が認めたガイドを雇うことが必須となっています。
そのため、事前に現地のツアー会社にトレッキングの予約をし、ガイドを1名雇いました。私はガイドのみを雇いましたが、オプションでポーター(荷物を運ぶ人)を雇うこともできます。
ツアー会社は、ネットのレビューなどを見て決め、旅行代理店等を挟まずに直接予約しました。トレッキングに必要な国立公園の通行許可証やバスのチケットなどの発行は、全てツアー会社が手配してくれました。ネパール入出国に関するチケットやビザは自力で取得しました。渡航についても手配して欲しい人は、代理店に全部任せた方が楽だと思います。
前日、ツアー会社にて打ち合わせ
トレッキングの前日にネパールの首都カトマンズに入り、その日にカトマンズの中心地タメル地区にあるツアー会社のオフィスにて、1時間程度打ち合わせをしました。それまでメールやWhatAppでやりとりをしていた担当者やガイドとは、ここで初顔合わせ。行程の確認や代金の支払いを済ませ、明朝ホテルを出発する時間を決めて、打ち合わせは終了。
Day 1 - カトマンズからバスでドゥンチェへ
午前6:30、ガイドとともに迎えの車でホテルからカトマンズ北部のバスターミナルへ移動。ここからゴサイクンダの玄関口となる村ドゥンチェまで、ローカルバスで7時間ほどの移動。この日はバス移動だけ。自分はローカルバスの雰囲気が好きなので、この移動方法を選択しましたが、道路状況の良くないネパールでの長時間の車移動は疲れますので、追加料金を払って専用車をチャーターする方が楽だと思います。
始発と同時に爆音でネパリソングが流れ出す車内。そして出航の合図のような大音量のクラクション。カトマンズ市内のいくつかのバス停を通過し、ひと通り乗客を拾い終えた頃には、車内はローカルだらけ。外国人は私一人。今回は動物こそ乗ってこなかったが、雨水を溜めるような大型のポリタンクや穀物袋など、人間以外の大荷物も無理やり座席や通路に押し込んで、気づけば満席状態。ローカルバスといっても主要なバス停以外は停車せず、ハイウェイバスに近い印象。舗装路ではクラクションを鳴らしながら猛スピードで進み、未舗装路であっても遅い車があれば強引に追い抜いていくスタイルで、バスは市街地を抜け山間部へ。
爆走バスは午前中にドゥンチェまでの道のりの半分以上を進み、ランチ休憩へ。再出発の時間は特に決めず、乗客乗員がお昼を食べ終わって一服したらゴー、というネパリスタイル。結局1時間程度休憩して爆走再開。
途中いくつか、軍か武装警官が管理するチェックポイントを通過して、14時過ぎに無事ドゥンチェ(2,000m)へ到着。バスに同乗していたネパール人の中には、下車後にそのままゴサイクンダへのトレッキングを始める人もいた。我々はホテルへチェックインして本日終了。途中、降ったり止んだりを繰り返していた雨も、この頃にはあがっていた。
ドゥンチェ(2,000m)を散策
ホテルでシャワーを浴びた後、少しドゥンチェを散歩。曇っているせいか、半袖で歩いていると少し肌寒く感じる。
神話によると、神様が法螺貝を投げ、それが垂直に刺さった場所には安寧が約束されるそうで、それがドゥンチェの始まりなのだとか。10軒ほどあるホテルは、ジャナイ・プルニマの時期には相当賑わうようだが、この時は宿泊客もちらほら。レストランや商店が並ぶメインの通りを除けば、民家と畑が並ぶ静かな山間の村。
1時間ほどで散歩を終え、夕食まですることがないので、お酒を買ってホテルでチビリ。途中からガイドも参加して、ご陽気に夕食を済ませ、明日からのトレッキングに備えて就寝。
1日目の動画はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?