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ゴサイクンダ レイクトレック - DAY 7
2023年9月中旬に、ネパール・ゴサイクンダへトレッキングに行きました。その7日目最終日、チソパニ(2,160m)からスンダリジャル(1,400m)までの記録です。
チソパニの朝
5時すぎ起床。もはや目覚ましは必要なく、自然と目覚めるようになっている。ホテル名に冠されたドルジェ・ラクパは、この日は雲に隠れて見えなかった。朝食はもちろんホットヌードルを注文。
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ホテル名になっているくらいだから、晴れていればドルジェ・ラクパが見えるはず
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シヴァ・プリ国立公園へ
7:30、ホテルをチェックアウトして出発。まずはシヴァ・プリ国立公園に入る。ここも公園入り口に詰所があり、パーミッションが必要になる。この日も朝から気温が高く、序盤の登り階段で早々に汗だくになる。標高も下がり、植生はシダ類などが目立つようになる。山ビルに気をつけながら樹林帯を抜ける。途中、猿の動く気配を感じたが姿は拝めず。公園を抜け、ムルハルカ(Mulkharka)という集落へ下る。
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ムルハルカは山の斜面にある小さな集落。民家の間の階段をひたすら下る。3日間3,000m近くを下り続けているため膝が痛い。陽も高くなり、気温がぐんぐん上がるのがわかる。この陽気だとカトマンズの気温は30度近いかもしれない。ムルハルカで早めの昼食をとるか?とガイドに聞かれたが、時刻はまだ10時。このままスンダリジャルまで下ることにする。
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この日は多くの女性が赤いドレスで着飾っていた
この日は月曜だが祝日。シヴァ・プリ国立公園へ向かう多くのネパール人とすれ違った。女性のためのお祭りがある日だそうで、多くの女性が色鮮やかな服で着飾っていた。ネパールでは、金曜日の午後から土曜までが休日、会社や学校は日曜日から始まる。
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映えスポットなのか多くの若人が撮影中
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スンダリジャル(1,400m)で昼食
11:30、スンダリジャルのバスパークに到着。バスパーク前のレストランで昼食にモモ(ネパールの餃子)をいただく。とても美味しかった。
スンダリとは「美しい娘」、ジャルとは「水が湧く地」という意味らしく、「スンダリジャルは美しい娘が沢山いるかもね」とガイドと話していたが、特にそういうことはなく、いたって普通の村だった。
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7日目の動画はこちら
カトマンズに帰着
スンダリジャルにはツアー会社の車が迎えにきてくれていて、ホテルまで送ってもらう。15:25、ホテルに着いてトレッキングは全て終了。封筒に入れたチップをガイドに渡して彼と別れる。チップの金額は、「ガイド チップ 相場」「ネパール 平均年収」などで検索した情報をもとに、少し多めに払ったつもりだったが満足してくれただろうか。彼が封筒の中身を確認しなかったので、「確認しなくていいの?それ全部10ルピー札だよ」と冗談を言うと、「金額は関係ないよ」と笑って返した。
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ホテルで洗濯を済ませたあと、カトマンズの中心地タメルへ土産物を買いに行き、その後夕食へ。とにかく肉が食べたくて、肉が食べられる居酒屋で打ち上げして全て終了。
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泡盛っぽい味
まとめ
ネパールの9月、雨季終盤の気候
朝を除く日中は雲が多く、雲がヒマラヤの山々を隠してしまうことがしばしば。トレッキングの前後合わせて11日間滞在した印象では、全体的に、晴れ4:曇り5:雨1、という感じ。雨は長時間降り続くことは少なく、一時的なものがほとんどだった。気温は、日中は半袖でも汗ばむくらい高く、夏を感じさせる一方、朝晩は涼しく過ごしやすかった。
乾季に入り、もう少し気温が下がる時期の方がトレッキングには適しているのかなと感じた。
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トレッキングルート
今回のトレッキングはツアー会社が用意したルートを使用したが、それ以外にもトレッキングルートがあるので、事前に地図を入手して自分が行きたいところを繋ぐようなルートを、ガイドと相談しながら決めるというのもアリだなと思った。
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思っていた以上に、たくさんのルートがあった
日本に居ながらにして、これらの地図をどうやって入手するか?という問題はあるけれど(メルカリなどで出品されることもある模様)、メニュー以外のルートをコーディネートできるか否かで、ツアー会社やガイドの力量も計れるのかなと思う。会社やガイドによって得意なエリアがあるっぽいので、正式に申し込む前に相談して、反応がイマイチなら別の会社を探せばいいと思う。
YAMAPで記録した今回のルート。YAMAPは全行程で問題なく機能して無事記録できた。YAMAPすごい。
今回、いろんな山間部の村を巡りたかったので、チソパニまで歩いて下るルートを選んだが、ゴサイクンダおよび周辺の湖を巡るだけなら、ピストンでドゥンチェへ戻るルートでもいいと思う。ピストンなら4-5泊に短縮できる。
ガイド
自分が何を求めているのかをはっきり伝える、このことが大事かなと思った。雇用主の目的が分からなければ、ガイドとしてもどうしていいか分からないわけで。自主的に、主体的に動こうとすれば、彼らガイドも積極的にサポートしてくれる、そんな気がした。
そのために、コミュニケーションは重要になるので、英語が苦手という場合は日本語を話せるガイドを探した方がいいと思う(今回、同行程を辿ったスペイン人たちは英語が苦手なため、スペイン語を話せるガイドを雇っていた)
費用
今回のトレッキングの費用は、事前にツアー会社にまとめて支払う形をとったため、各ロッジの宿泊料や食事代などの詳細はわからなかった。7日間のトレッキングとその前後1泊ずつ、計9泊で700USD。ソロだと割高になるため、2名以上のグループで行けば大体1人1泊70USDくらいかなと思う。ビールやコーラなどは自分で購入する必要があるので、別途現金は必要。
装備
靴:軽登山靴レベルで十分。日本の山のように岩場を登るような場面はほぼ無い。
バックパック:フライトで預けるなら汚れても良いものを。汚したくないら機内持ち込みできるサイズのもを。
雨具:ポンチョか傘で十分。ネパール人もそのどちらか。
トレッキングポール:あったら膝を痛めずに済んだかも。日本から持って行くなら折りたたみタイプかな。カトマンズでコピー品を買うという方法もある。コピー品で良ければ大体の装備品は揃えられる。
寝袋:必要なかった。冬に行くなら、あった方がいいかも。
防寒着:早朝や夕方に行動するなら必須。
サンダル:ロッジ内での履き物があった方が楽。夜は冷えるので靴下ありで履けるものが吉。
ゴサイクンダ
トレッキングシーズンの少し手前だったこともあって、外国人観光客は少なかったが、ネパール人は多かった。「ゴサイクンダに行ったよ」と話せば、ほぼ全てのネパール人が「いいね!」と反応するくらい、ローカルには人気のエリア。
ただ、雪を纏ったヒマラヤの高山を間近で見たいということであれば、別のエリアがおすすめ。ロウリビナヤクから見るランタン・リルンが最も間近に見れる雪山になるが、ここで天候に恵まれないと、それ以外では間近に見ることはできない(遠くに見える場所はある)
とはいえ、4000m超に現れる複数の湖は神秘的で、ヒマラヤのスケールを改めて体感させてくれるものだった。個人的な感想は、ネパールのトレッキングとしては2回目以降がおすすめ。初回はやっぱり雪山が間近に見えるエリアに行った方が、ヒマラヤでトレッキングした!という気分になると思う。