たらなかったら すればいい
参考図書
テラフォームラボ(Terraform Labs)のUSTの暴落
供給量が異常に増えました。
みなさんこんにちは!
クリプト大好きhideo18です。
USTの暴落びっくりしました。
UST/LUNAの仕組みは、あまり理解していませんでしたが
「なんとなく錬金術っぽい!」
なんて思ったのを思い出しました。
原因はともかくとして、
いい機会なのでこのプロジェクトについて、
少し調査しました。
たらなかったら すればいい(足らなかったら 刷ればいい)
それでは見ていきましょう。
さて、少し前の話
5月14日を境にLUNAについて価格の下落と
総供給量の増大(topの画像の+200万%弱のこと)
が起こりました。
この急激な変化の理由は…
TERRAってなに?
Terraプロトコルは、
独自のオープンソースパブリックブロックチェーンを
保持しているプロトコルです。
また、アルゴリズム型のステーブルコインの
UST(ドルペック)を発行しています。
USTの暴落
2022/5/9〜10にかけて
USTのドルペックから
大きく乖離しはじめました。
通常であれば、
アルゴリズムによって
1UST=1ドルに戻るはずでした。
結論としては売り圧が
アルゴリズムより強かったことにより、
ドルペックが維持できなくなった
ということです。
なぜ、ドルペックから乖離してしまったのか、
例を上げて簡単に紹介していきます。
USTがドルペックする仕組み(100ドルを使った例)
前提
1USTは市場価格にかかわらず、
Terraのシステムで1ドルとしてLUNAに交換されます。
⇨1USTの市場価格が1.5ドルでも、1USTは1ドル分のLUNAに交換
⇨1USTの市場価格が0.5ドルでも、1USTは1ドル分のLUNAに交換
アービトラージャーの行動
USTが@1.5ドルだった場合
LUNAを市場から100ドル分調達
100ドル分のLunaを(Lunaのシステムで)Burn
100USTを取得⇨USTの市場価格は@1.5ドルなので150ドルで売る
50ドルの利益
USTが@0.5ドルだった場合
USTを市場から100ドル分購入(交換)
1UST/0.5ドルなので200USTを調達することになる
200USTを(Lunaのシステムで)Burn
200ドル分のLUNAを取得⇨LUNAが200ドル分で売る
100ドルの利益
1ドルに収束していく仕組み
上手く動いた場合(通常)
USTが1ドルを下回る
アービトラージャーがUSTを市場から調達
調達(既に持っている)したUSTを(Lunaのシステムで)Burn
(Burnの代わりに同額のLUNAを発行(取得))
USTの総量が減る
USTの価値が上がる(戻る)
上手く動かなかった場合(今回の暴落)
USTが1ドルを下回る
アービトラージャーがUSTを市場から調達
調達(既に持っている)したUSTを(Lunaのシステムで)Burn
(LUNAを取得(新規発行))
USTの総量が減る
ここから負のスパイラルUSTの売り圧方が強いためUSTの価格が上がらない(1ドル未満のまま)
2⇨3
4で新規発行(総量の増加)によりLUNAの価値がさらに下がる
USTのBurnにより取得するLUNAはより多く必要になる
(このためで最初の画像のLUNAが1878878.53%増加してしまいました!)
結果
USTは、
売り圧により価格が下がって、
LUNAは、
大量の新規発行により価値が下がってしまいました。
じゃーどーすればよかったのよ
USTとLUNAの異変5月10日〜12日
LUNAの総供給量の増大は、5月14日から
LUNAの供給量の増大は、
USTの価値が下がってから確認されました。
このことからLUNAの総供給量の変化で、
リスクヘッジを試みることはできません。
ただ、今だから言えることですが、
USTのドルペックの仕組みを理解していれば、
LUNAの価値が大きく下落した段階(5月11日の朝くらい)で
「USTを売る」という行動ができたかもしれません。
これも、このタイミングでは取引きがかなり活発になり
”トランザクションエラー”で
USTの交換ができないことが考えられます。
直コン(コントラクトを直接叩く)ことが
必要になるんだと思います。
まとめ
プロトコルの仕組み(リスク)を理解しておく
直コンができるよう(できるプロジェクトか)調べておく
終わりに
全てのプロトコルを十分調べてから
お金を預けているかというと、
そんなことはありません。
自分もいろんなプロジェクトに
お金を入れて失敗(大損)しています。
なので今は、調べなくても大丈夫(自分考え)なtoken、
「Bitcoin」「Ethereum」「Solana」(+研究用のtoken)の
レンディングのプロジェクトに預けています。
以上です。