フォトグラファーの小道具⑥露出計
写真は,シャッターを切ってフィルム面や撮像素子(センサー)に光を当てることで成り立ちます。
しかし,光が多すぎたり少なすぎたりすると目で見たものと同じように写りません。
目で見たものと同じような明るさで写すためには「露出」を知る必要があります。
「露出」とは,
・絞り(F値)
・シャッタースピード
・ISO(感度)
の3つを組み合わせた写真の明るさです。
「露出計」とは
露出を数値化(光を測るので,測光と言います)して教えてくれるものです。
現代のカメラには測光は当たり前のように搭載されています。
(P・A・Sモードで使用することができます)
では何故わざわざ露出計を使うのでしょうか。
写真を思い通りに仕上げたいからです。
カメラの自動測光はある程度綺麗な写真が撮れるように自動でカメラが決めてくれます。
でも,フォトグラファーとして写真にこだわりたいのであれば,光をコントロールしてオリジナリティを出すために露出計は必要です。
測定方式
◾️入射光式
直接被写体に当たっている光を測定する方式です。
被写体や周囲の明るさに影響されず,正確に測定できます。
ただし,被写体に近づいて測定する必要があります。
◾️反射光式
被写体に当たって跳ね返った光を測定する方式です。
ただし,被写体自体の明るさや色によって測定値が左右されます。
遠くの被写体でもカメラを動かさずに測定することができます。
露出計の価格はピンキリです。正直不要な方には高いと思う価格です・・・。
またアナログかデジタルかといった表示方法によっても価格が変わります。
カメラのボディ・レンズ・ブロー・レンズフィルター・ストロボなどフォトグラファーが持ち歩くものは多数あり,さらに荷物が増えることになります。
例えば,Amazonでは安めの機器でもこのような価格です。
<アナログ>
<デジタル>
使用頻度の割にグッとくる価格ですよね・・・。
年に数回程度の利用頻度で精度を求めないのであれば,最近はスマートフォンのアプリに露出計があります。
いくつかダウンロードして使いやすかったものは以下です。
<iPhone>
<Android>
KEKS EM-01
私は10月に日本に上陸した露出計を使っています。
ご覧のように,カメラのホットシューに取り付けられるのでコンパクトで持ち運びしやすくデジタル表示な使いやすい露出計です。
現時点ではAmazonでは売っていません。
私はKEKSのオンラインショップで台湾から個人輸入で購入しました。
日本だとコチラで購入できそうです。
金額的にはKEKSで購入する方が安価でした。簡単な英語でオーダーできるのでコスパを求めるなら個人輸入の方がオススメです。
<購入時の金額比較>
日本:17,050円
KEKS:$100+$30($30は輸送料)≒13,000円(当時のレート)
※現在は価格変動して少し高くなって$108。
ただし,オーダーしてから発送連絡が来るまでは2ヶ月かかりドキドキしました・・・。
この商品の操作方法は別noteで作成予定です。
露出計で光を読み,より表現したい写真を撮りましょう!
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