君と出会って僕は父になる
「人」を撮り続けた写真家の子育てフォトエッセイ.
私は人間関係を表面上は構築できるけど,基本的に人に興味がない.
それは何かに自分が集中していると周りが見えなくなることから気づいた.
でも,家族ができるとそんなことも言ってられない.
仕事で家にいないことが多かった父とはそんなに話す時間がなかったので,あまり父親像がなかった.
ないならモデルを作る必要があるのだが,今までピンと来なかったが,この本に教えてもらった気がする.
理想を描く
子育ても,夫婦生活も最後まで終わりのゴールが見えないので,仮のゴール設定.
夫として
父親として
個人として
この3つのモデルになるから,父親も母親も大変ですよ.
チームとして一緒に話し合いながら進まないといけませんね.
著者同様,私も妻に甘えていました…
家庭を大事に
心掛けているのは「思いやる」というシンプルなこと.
思いを馳せる
家族とは
学ぶのは写真だけじゃない
最近は写真家の本を買ったはずなのに,写真よりも家族について学ぶことが多い.
家族や子どもがいなくてもうまい写真は撮れるけど,いい写真は家族の支えがあるからこそかもしれない.
いい写真家はよき父や母なのかもしれない.
そういう人だからこそ,いい写真が撮れるのではないかと思う.
著者紹介
写真家 矢野 拓実(やの たくみ)
1993年、宮崎出身。
2016年、フリーランスフォトグラファーとして活動。
2020年、息子誕生。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは写真で社会を楽しくする展示会や写真講座の活動に使わせていただきます!