『後悔しない子育て』を読む
娘が生まれ初正月。今年の正月休みの課題図書はなに読もうかなと三ノ宮にある本屋で買った『後悔しない子育て』。サブタイトルは世代間連鎖を防ぐために。虐待を受けた身としたは是非とも避けたいというすがる思いで買ってみた。読んでみると科学的な知見ではなく筆者のかうんせらーとしての経験、そのため子供の視点にしたものではなく大人の目線で、〇〇すべきという結果論ではなく、虐待を防ぐためにどうすれば良いかといった結果から導かれる論で面白かった。筆者の言う通りであくまで一人の考えをまとめたものであるが、虐待の現場や人を見てきた人の言葉で語られているのは自分にも突き刺さるものがあった。虐待の連鎖は起こりうる。それが深層心理、自分では知覚していない衝動や考え、から子どもに手をあげてしまったり、無視をしたり、面前DV(夫婦喧嘩を子どもの前ですることで子どもの心に傷をつける)をしたりと。まずはこういった気づかない虐待やその動機付けを知ることで自分の身に起こらないよう自分を観察する。それはセルフケアというもので自分が感じている情動にありに触れて気づきを与える。どこかマインドフルネスに似たような話でとても親近感が湧いた。
他、妻の母、つまりは子どもにとってのおばあちゃん、の過干渉や子どもから見て親にはアタッチメントが必要、つまりは安心感が必要、ということも勉強になった。
子どもにとって親は安心できる場所、必ず肯定してくれる場所であるべきという言葉は自分の中にとてもとても深く広く響いた。
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