旅はあけぼの 富山県・雨晴海岸
皆さまこんにちは、ひでみです。
旅の始まりは朝日から。
どうぞ最後までお楽しみください。
私の旅行はだいたい深夜に始まります。道の混雑が苦手なのと、高速を走っているうちに空が明るくなってくるのが好きなのです。
清少納言風に言うならこんな感じです。
ふぁ〜っと空が白んでくる様子は何回見ても良い。
身体の奥の細胞まで動き始めるような気がします。毎日朝日が昇るのを見る習慣をつけると、大抵の病は遠ざかっていくのではと思うほど。
旅の始まりにも良い予感をもたらしてくれます。
というわけで、この富山の旅も日付が変わる前に奈良を出たと記憶してます。
美しい朝日で有名な雨晴海岸(あまはらし)が第一目的地。やや明るくなった海岸沿い、氷見線の線路が旅のワンダーを目覚めさせてくれます。
朝の澄んだ空気も最高。鳥たちもウォーミングアップを始めてました。
海岸には既に本格的なカメラを構えた人や、部屋着のような服で朝日を待つ人、釣りをしている人が集まっていました。
そこにいる皆んなで静かに海の向こうの立山連峰に向かって、朝日を待つ時間がなんだかとても良かった。これぞ、本来の自然信仰だなぁと。
だんだんと太陽が昇ってきます。
刻々と世界の色が変わる。
海岸は砂浜というより岩場になっていて、写真にも写っているようなゴロンとした岩の上で朝日を眺めたので、上に空、足元は海。自分が朝日の色にすっぽり包まれたようでとても幻想的でした。
どちらが空で、どちらが海なのか錯覚を起こしそうになりました。宇宙にいるような感覚に・・・
太陽が昇ると一気に気温も上がって、パワーに圧倒されてクラっとなるほど。太陽ってすごい。
みるみるうちに陽気が高まって、明るい空に。こういう瞬間を体験すると、つくづく世界は陰陽で成り立っていて、それが常に流動しているんだなぁと感じます。
海を見ていると特に、ひとときも同じ瞬間は無いなぁと思う。人工的な社会にいると、忘れてしまいそうになる感覚を取り戻せます。
旅の幸先良し。
次回も引き続き富山旅をお送りします。めちゃくちゃ美味しかった漁港の海鮮丼が登場しますので、お楽しみに・・・!
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
また次の旅でもお会いしましょう
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