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♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.5 回帰分析:モテるためには何がいる?)
モテるために統計を学んでいきましょう!
では、今回は「モテ度」に、なにが、どのくらい影響を与えるのかを統計学をつかって考えていきます!
この記事で、「モテ度」に与える影響がおおきいものは何かを考えるためのアンケートについて書いてあります!詳しくは、上の記事をみてください!
そのアンケートで「モテ度」、「ファッションへの興味度」、「学力」、「財力」、「コミュ力」を測りました。
ここでは「モテ度」を「これまでに付き合った人数」と定義してます(^^)/
アンケート項目は
質問1.これまで付き合った人数は何人ですか?
質問2.1か月に、服や髪の毛のためにいくら使いますか?
質問3.最終学歴の学校の偏差値は何ですか?
質問4.あなたの月収はいくらですか?
質問5.人と話をするのが好きですか? 10段階評価で答えてください。 ※)数字が大きいほど、人と話をするのが好きとします。
です。では、さっそくアンケート結果のデータを見ましょう!
この表を見るだけでは、どのような関係があるのか、わかりませんね、、、
一目でわかったら、化け物です(笑)
ではまず、「相関関係」を調べたいと思います。
モテ度とそれ以外の項目がどの程度、関連があるのでしょうか?
モテ度との相関係数を表にすると、、、、こうなります。
しかし、「相関関係」では、「モテ度との関連の強さ」がわかるだけで、「どの項目がどれくらいモテ度に影響を与える原因になっているか」という「因果関係」に関しては、わかりませんでした。
この「相関関係」と「因果関係」の違いについては、下の記事で詳しく書いています!
では、「因果関係」を調べるには、どうすればいいのか?
それは「回帰分析」を行えばいいのです!
最近では、エクセルでも簡単に、この「回帰分析」ができます。
今回はHADという統計処理ソフトを使っています。
HADは無料の統計処理ソフトで、ものすごく汎用性があるので
興味がある方は、ぜひ以下のHADの作成者のHPを見てみてください!
それでは、アンケート結果のデータで、「回分析」をしていきます。
「回帰分析」には2種類あり「単回帰分析」と「重回帰分析」があります。
今回は、モテ度に、ほかの4つの項目がどれだけ影響を与えているかを知りたいので、「重回帰分析」になりますね!
HADで分析した結果は、こちらになります!
うん、うん!なるほど、、、、、、わけわからないですね!
言葉の意味について整理をしていきましょう!
まず「目的変数」とは、「ある原因を受けて発生した結果となっている変数」のことです。そして、セットで覚えたい言葉に「説明変数」という「何かの原因となっている変数」があります。
今回の場合、「モテ度」が「ほかの4つの原因となる項目から、どんな影響をうけているのか」を考えていたので、モテ度を「目的」にしています!
だから「目的変数=モテ度」となっています。
そして、ここでの「説明変数」は「ファッションへの興味度」、「学力」、「財力」、「コミュ力」のそれぞれ4つですね。HADには「変数名」という部分の下の列に並んでいます。
続いて「標準化係数」は、「説明変数が目的変数に与える影響度」を表しています。実は「標準化(回帰)係数」と言い、回帰という言葉が省略されています。
たとえば、「コミュ力(説明変数)」が「モテ度(目的変数)」に与える影響度は、HADの結果をみると.724となっています。
.724は+0.724を省略して書いています。
統計データの結果は始めの+と0を省略することが多いです。
この.724が意味するのは 「もしもコミュ力が1上がるとモテ度は0.724上がる」です。
もう一つの例を考えましょう。
「財力(説明変数)」が「モテ度(目的変数)」に与える影響度は、HADの結果をみると-.127となっています。
この-.127が意味するのは 「もしも財力が1上がるとモテ度は0.127下がる」です。
どういうことかわかりましたか?
つまり、コミュ力が上がれば上がるほど、モテ度も上がります。
逆に財力が上がれば上がるほど、モテ度はどんどん下がります。
さらに「ファッションへの興味度」の「標準化回帰係数」をみると0.444となっています。「コミュ力」は0.724で「ファッションへの興味度」よりも大きいです。つまり、「コミュ力」の方が、「ファッションへの興味度」より「モテ度」に与える影響は大きいと言えるのです。
このように、「標準化回帰係数」をみることで、ようやく
「どの項目がどれくらいモテ度に影響を与える原因になっているか」を
数字で判断することができるようになりました!
ですので、ここまでの話までで、結論づけると「モテ度には、ファッションへの興味度とコミュ力がプラスに影響して、財力と学力はマイナスに影響する。そして、一番影響が大きいのは、コミュ力だ!」
となります。
まとめると
①「因果関係」を調べるには、回帰分析
②「目的変数」は、「ある原因を受けて発生した結果となっている変数」 「説明変数」は「何かの原因となっている変数」
③「説明変数が目的変数に与える影響度」を知りたいなら 「標準化回帰係数」をみる
しかし、鋭い方は、こんな疑問をもつでしょう!
疑問1:「モテ度」に影響を与える原因って、本当に「ファッションへの興味度」、「学力」、「財力」、「コミュ力」の4つだけなの?
疑問2: 本当に「学力」、「財力」は「モテ度」にマイナスの影響を与えるの??
そう思えた方は、素晴らしい「批判的思考力」の持ち主です。
回帰分析を行い「回帰係数」だけをみて判断してはいけません!
先ほどの疑問にお答えするとしたら、こんなことが言えます。
疑問1への答え
「他にも、目的変数を予測する説明変数があるかもしれません。」
疑問2への答え
「有意差がないため、「学力」、「財力」は「モテ度」にマイナスの影響を与えると結論付けれない」
難しい言葉で、うやむやにしようとしているわけではありません(笑)
次の記事で、このことを、もう少しかみくだいて説明していきますね!
しかも、回帰分析を解釈するためには、ほかにもいくつか注意する点があります!
それについても、今後の記事で書いていこうと思います!
ここまでの話だと、「ファッション」と「コミュ力」をあげれば
モテるということですね!!!!!
どうやってその2つをあげようか。。。。。。(;^ω^)
そして、「学力」と「財力」をあげればあげるほどモテないなら、逆により「バカになって」、より「貧乏になれば」モテるようになるのか???
こっちの2つは簡単にできそう(笑)