♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.3 相関係数:関係の深さを数値化するよ)
今回も恋愛を通して、統計学を学んでいきましょう!
あなたは、モテたいですか?
私は、モテたいです!(笑)
モテるようになるために、何をするべきかを統計学をつかって
考えていこうと思います(^^)/
まず、モテ度(どれくらいモテるのか?)を定義します。
ここでは、「モテ度」を「これまで付き合った人数」とします。
付き合った人数が多けれ多いほど、「モテ度」は高くなります。
では、モテ度をあげるために一番影響を与えるものが知りたいですよね?
そして、それが分かれば、それに全力を注げば、効率よく最高の結果を出すことができますよね?(効率厨は数学好きあるあるです(笑))
では、その一番影響を与えるものを見つけるために、アンケート調査をします。
アンケート項目は以下のようなものにしました。
質問1.これまで付き合った人数は何人ですか?
質問2.1か月に、服や髪の毛のためにいくら使いますか?
質問3.最終学歴の学校の偏差値は何ですか?
質問4.あなたの月収はいくらですか?
質問5.人と話をするのが好きですか? 10段階評価で答えてください。 ※)数字が大きいほど、人と話をするのが好きとします。
アンケートを作るときには、その質問で何を知りたいかを、作成者が明確にしておく必要があります。
今回の場合、質問1は「モテ度」、質問2は「ファッションへの興味度」、質問3は「学力」、質問4は「財力」、質問5は「コミュ力」を測るために、この項目にしました。
なぜ「ファッションへの興味度」、「学力」、「財力」、「コミュ力」を測りたいのかというと、これらが「モテ度」に影響を与えそうだという私の経験則によった仮説がもとになっています。みなさんも、感覚的に、これらは「モテ度」に影響しそうだと思いませんか?
でも本当にそうかわからないので調べたいと思います!
では、そうした仮説から、アンケートを作成し、実施しました。
(今回は、内容を理解しやすくするために、わざと標本サイズを20にしています。ですので、この標本サイズは適正なものでない可能性があります。この文の意味がよくわからないよ!という方は私の♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.2)をご覧ください。)
では、今回は、その結果を統計学の「相関係数」をもとに考えていきます!
「相関係数」とは何かというと、
「あるもの事の間の直線的な関係性の強さを表す指標」です。
相変わらず、数学の定義って、わかりずらい言葉が多いですよね、、
それでは、先ほどまで話していた例のなかにある
「モテ度」と「ファッションへの興味度」の関係をみることで
「相関係数」について理解していきましょう。
まずアンケート結果を見ます。
さて、これをみて、パッとそれぞれの関係性がわかる方がいたら、、、
パソコン並みの頭脳をもっていらっしゃるかたです!!!
普通は無理です(;^ω^)
では、ここで「モテ度」とそれ以外の項目ごとの相関係数を表でまとめました。
どうでしょうか?この結果をみると、「モテ度」との相関係数が一番高いのは「コミュ力」のようですね!
相関係数の値は-1から1までの範囲です。
そして相関係数の値が、0に近ければ近いほど、関係が弱いと言えます。
動画でわかりやすく説明されているものがあるので、ここに貼っておきます
つまり、「モテ度」と「コミュ力」は非常に強く関係していることが
一目でわかりますね!
逆に、、、「学力」は、かなり相関係数が小さく、弱い関係ですね。
表だけでは分かりにくい関係性を、相関係数という具体的な数値にすることでわかりやすくなりました。
では、ここで「相関係数」とは何かという話に戻します。
「相関係数」は「あるもの事の間の直線的な関係性の強さを表す指標」でした。では、先ほどのアンケートの結果をグラフにしてみてみましょう。
まず「モテ度」と「コミュ力」のグラフです。
次が「モテ度」と「財力」のグラフです。
二つのグラフに、二つの関係を表す直線を、およそで書いてあります。
小学校の理科の実験でも、およその直線をひいて関係を考えたりすることがありましたね。数学的な言葉でいうと線形近似をしています。
二つのグラフを見比べてみるとどうでしょうか?
点の散らばり具合が「モテ度」と「コミュ力」のグラフのほうが直線に近く、規則性があり、「モテ度」と「財力」のグラフは全体的に広がり、ばらばらに見えます。
ですので、「コミュ力の相関係数」>「財力の相関係数」となるのです。
つまり、集めたデータ(グラフでは点であらわされている)がどれだけ直線的になっているかが、相関係数の意味ということです。
ながながと書きましたが、まとめると
①アンケートの項目は仮説をもとにつくる
②相関係数を使えば、一目で関係性の強さを判断できる
③相関係数の意味は、集めたデータ(グラフでは点であらわされている)がどれだけ直線的になっているか
です。
では、今回の統計学をつかって調査した結果
モテるためには、コミュ力を磨け!ということになります。
、、、、、、、本当でしょうか?
本当に学力は、モテるのに必要ないのでしょうか?
実は、そうとも言い切れないのです。
その理由は、次の記事でお話します!
では、また!