♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.2 標本調査:付き合っている人はどのくらいいるの?)
♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.1)の続きをかいていきますね!
その記事で、「あなたの職場で付き合っている人の割合がしりたい」という例を使って、統計学とはどんな学問なのかを考えました。
「あなたの職場で付き合っている人の割合がしりたい」ときに
あなたはどうしますか?
職場全員に質問してみますか?
セクハラで訴えられ、くびになるかもしれませんね(;^ω^)
ですので「あなたの友達」だけに聞いてみました。
5人に聞いて4人が付き合っていたので、、、、
「80%の人が、つきあっている!」となりました。
だから、「私の職場では、80%の人が付き合っている」
それなのに、、、私は付き合っている人がいない、、、
すごいみじめな気持ちになってしまう、、、
なんて思わなくても、大丈夫!
実は、この結果は、統計学的に「信用がない」のです!
なぜかというと、、、あなたが質問した「あなたの友達」というのは
とても偏った標本になってしまっているのです!(標本については♡恋愛で学ぶ統計学♡(No.1)で、例をあげながら説明しています。ぜひ確認を!)
もしも、あなたの職場にいる友達のほとんどが「コミュ力お化け」で、ルックスもモデルなみで、性格もよく、魅力的な人だとします。
どうでしょうか?
もし、そんなハイスペックの集団にいる友達だけに、「今付き合ってる?」と質問したら、高確率で「付き合っている」と返事がきそうですよね。
つまり、あなたは、偏った特殊な1部の標本だけで、職場全体を予想しようとしてしまったということです。
よって、「私の職場では、80%の人が付き合っている」という考えは、あやしくなってきますよね。
実は、もう一つ、この結果が信用できない理由があります。
標本サイズが小さすぎるかもしれないのです。
標本サイズとは「母集団から抽出した標本群の数」のことです。
さて、またよくわからない言葉が出てきましたね。
例を使って確認していきましょう。
まず、母集団は、「あなたの職場にいる人全員」です。
いま知りたいことは、「あなたの職場で付き合っている人の割合」なので、調べたい、もとの集団は、「あなたの職場にいる人全員」ですよね。
「もと」になっているものということで「母」という言葉がつかわれています!
つづいて、抽出した標本群の数は、今回の例では、5人に質問をしているので5になります。
つまり、この例の標本サイズは5になります。
では、ここで、もう一度話を戻します。
例で出た結果が信用できない理由に標本サイズが小さすぎるかもしれないというのがありました。
もしも職場が5人しかいないのであれば、その中の5人に聞いているので、全員を調べたことになり、信用できます。
しかし、職場に1000人いるなかで5人にしか聞いていなかったら、、、
信用度が下がりますよね、、、
ここまでをまとめると、統計学を使って分析するために、調査をするとき
①標本は偏ってはいけない
②標本サイズは適切なサイズにする
ことに注意しないといけない!です。
ここで、疑問がでてくるはずです。
標本を偏らせないようにするには?そして、適切なサイズってどうやって調べるの?と、、、!
これに関しても、今後の記事で書いていこうと思います!
では、また!