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異業種調査ツールとしてのOpenAI

投資先が新規参入を考えている

あまり身近にはない状況ですが、銀行員やVCの方はきっとこんな経験がおありでしょう。出資先や投資先が新規参入を考えているなんてこと。
これまでは調査を人手に頼っていました。Googleでもいいのですが、Googleはある程度内容がわかっている人が使うツールとしては素晴らしいのですが、全く畑違いには手も足もでません。

さて、投資先が海上(洋上)風力発電に参入しようとしていたとします。風車ってどんなものなかググってみると以下のページが提示されました。

素晴らしい内容です。しかし、忙しい皆さんにはちょっとボリュームが多いようです。

そこで、OpenAI に聞いてみました。

問:
海上風力発電に新規参入しようと考えています。先行企業について、社名と特徴を教えて下さい。

回答1:
1. 日立製作所: ・世界最大の太陽光発電事業者であり、海上風力発電プロジェクトも実施している。
2. 東芝: ・海上風力発電に関する技術開発、建設、設備設置、運用・管理サービスを提供している。
3. 三菱重工業: ・海上風力発電に関する技術開発を進めており、海上風力発電基地を建設している。

回答2:
1.エネスコ(ENEX Co., Ltd.) ・日本で最初に海上風力発電を開発した企業で、最大2MWの巨大な海上風力タービンを設置しています。
2.日本海洋風力発電(KOWEPO) ・日本国内で最大規模の風力発電を展開しています。風力タービンサイズは最大3.4MWで、全国で72台を展開しています。
3.ミツワ(Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd.) ・風力タービンの設計、開発、設置技術を持つ企業で、海上・陸上・連系式など多様なタイプのタービンを開発しています。

回答3:
・日立製作所:  海上風力発電事業への参入を進めている日本企業で、海上風力発電事業のグローバルリーダーとして、世界中で海上風力発電事業を推進している。
・東芝:  海上風力発電用の風力タービンを開発・製造する日本企業で、世界最大規模の6MWクラスの高出力風力タービンを開発し、海上風力発電用の風力タービンのリーディングカンパニーとなっている。

同じ質問を投げても回答がそのたびごとに異なります。どれが正解ということもありませんが、信頼はできそうです。深堀りの足がかりとなる内容もありますのでそこは参考にできると思います。

このような最新情報についてOpenAIは弱い部分があります。以前お伝えしたように、信頼できるページ(記事)の要約をまかせるのが良さそうです。
先程のページを要約してもらいましょう。

問:日本の洋上風力発電について、次の記事に出てくる企業について要約してほしい

回答:
日本の洋上風力発電に関連する企業は多岐に渡ります。洋上風力発電機の開発や技術の研究をする企業、浮体式洋上風力発電の開発や建設する企業、蓄電池の開発企業、ケーブルの開発企業、SEP船の開発・製造企業、風況調査技術に関連する企業などがあります。洋上風力発電への需要が高まっている中で、レノバ(9519)、JFEホールディングス(5411)、日立造船(7004)、東芝(6502)、三菱商事(8058)、住友商事(8053)、コスモスエネルギーホールディングス(5021)などが注目銘柄となっています。

問を変えてみましょう。
問:日本の洋上風力発電について、どんな分野がありますか?

回答:
洋上風力発電の分野として、
・洋上風力発電機の開発
・技術の研究
・浮体式洋上風力発電の開発・建設
・蓄電池の開発
・ケーブルの開発
・SEP船の開発・製造
・風況調査技術
・部品製造
・港湾インフラ整備
などがあります。

最新のトピックスについては信頼できるソースを元に要約させるとかなりいい答えが返ってきます。
これからも使い方を研究してみます。

ではまた。

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