緑野
傷ましい感傷の住処(すみか)。
過去に執着していても、前には進まない。
しかし、怨念(おんねん)というのは、なかなか、拭えないもの。
僕は思うのですが、この「過去の執着」を払拭(ふっしょく)する心、それは
挑戦する心のように感じます。
いい意味で、過去と遊離(ゆうり)する。
なんでもいい、新聞を読む、本屋に立ち寄り、良書触れる、ストレッチやウォーキングをはじめてみる、筋トレでもいいと思います。
そして、それは三日坊主であってもいい。
その『挑戦』の魂を讃えるべきだと思うのです。
挑戦しないと扉は開かない。肯定感や自尊心も上がらない。
それが例えば、疲労困ぱいで布団から、出られない人がいたとする。
その人の場合、ベランダにでて、外の光を浴びる、公園のベンチに5分ほど腰掛けに行ってみる、玄関の靴を揃える、など、スモールステップでいいと思います。
人間社会というのは、表にでている人、ばかりではない。
陰に隠れた、家や布団から、出れない人、苦悩に喘ぐ人たち。
たくさん、存在します。
僕はピュアな人ほど、傷つきやすく、落ちやすい。
この世が欲や煩悩で濁っているから。
そして、ねたみや利用ばかりの粗野のように思う。
しかり、必ず自分自身の人生を応援してくれる人は現れる。
たとえ一時期であったとしても。