気になる合否発表
三日後の20日金曜日は、日本語教員試験の合否発表の日。「合格発表」と言いたいところですが、合否発表とした方が現実的なので、「合否発表」の日としました。
私は54歳で日本語教員試験を受けることになりましたが、自分の能力をちゃんと測ってくれることを嬉しく思っています。
歳をとると、能力が足りなくても誰もそのことを指摘してくれなくなります。もちろんそれなりに経験もあるのだろうから能力があって当たり前という見立てがあってしかるべきです。
年下の人から年上の人を見て「この人使えないな」と思っても、能力不足を指摘するのはなかなか難しいことなのではないでしょうか。そういうことで苦労している管理職の人も少なくないと思います。
少し言い訳をさせてもらうと、歳を取ればとるほど、自分の能力の衰えや、新たに能力を身につけることが容易でなくなることも、イヤでも自覚するものです。しかも頭も硬くなっていて、柔軟に対応することも難しくなります。
だから年寄りは年寄りなりに、できることできないことのセルフチェックや自分の考えに縛られていないかまめに確認するようになります。でも、セルフチェックは、どうしても自分に甘くなり、客観的な自己分析はできません。
試験というものは、年齢の差に関係なく能力を客観的に測ってくれます。自分の能力を客観的に見てくれる機会は、実際あるようで少ないので、今回の日本語教員試験は、自分にとってとてもいい経験になると思います。
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