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日本人に対して30日間のビザ免除を11月30日から試行すると中国が発表しました
中国には、もともと15日間ビザなしで滞在できましたが、コロナの水際対策のため2020年3月28日にビザ免除処置を中断しました。それ以来、4年と8か月ぶりに、11月30日からビザなしでの入国滞在が解禁されることになりました。しかも以前は15日までだったところが、30日に拡大されました。
中国の外交部によると、ビザ免除措置は2025年12月31日までの試行ということですが、特に国際的な問題が勃発しなければ、継続されるのではないでしょうか。
日本では報道されていないようですが、ビザ免除措置は、日本だけに限らず、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア、モンテネグロ、北マケドニア、マルタ、エストニア、ラトビアの対しても試行されると発表されました。これで、今回発表された9か国を含め、38の国の人がビザなしで中国に入国滞在できることになりました。
中国のビザ免除措置はもともと2003年に始まり、対象国は日本、シンガポール、ブルネイでした。2020年3月にこの3国対しても同時に措置が中断されましたが、中国は2023年7月26日に、シンガポールとブルネイに対しては、日本に先駆けてビザなし政策を再開していました。
今年の初めには、シンガポール、タイ、中国は相互ビザ免除協定に調印しています。これは「相互主義の原則」に基づいての調印だとされていますが、日本は「相互主義の原則」を導入していません。
フランスとスイスは、中国人に対するビザ発給の拡大を発表しているようです。
コロナ渦の際、私は中国で暮らしていました。日本も中国も水際対策を講じていて、日本に自由に帰国することもできなくなり、漠然とした孤立感がありました。また、よく日本から遊びに来てくれていた友人も中国に入国できなくなり、直接会うことができなり寂しい思いもしました。
やはり遠く離れていても、自由に行き来できるということは安心感につながります。どんな事由にせよ、つながりが途絶えてしまうということは、なるべくならあってほしくないので、今回の措置は素直に嬉しいです。
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