試験前にして知識不足を痛感。運を天に任せる時が来ました!
日本語教員試験まで勉強ができるのは、今日を含めてあと三日しか残されていません。
問題を練習していて、関連する知識を網羅的にもっていないと解けない問題が多く、改めて自分の知識不足を痛感しています。中途半端な知識で勘に頼ったり感覚的に解こうとしたりすると十中八九、間違えます。
例えば、「昨日」と「手本」の違いを問うような問題があったとします。これは熟字訓について問う問題なのですが、「昨日」<さくじつ→きのう>は熟字訓で、「手本」は訓読みと音読みの組み合わせで熟字訓ではありません。熟字訓には他にも、紅葉<こうよう→もみじ>・白髪<はくはつ→しらが>・二十歳<にじっさい→はたち>のようなものもあります。(令和4年度日本語教育能力検定試験より)
このように、この問題を解くには、そもそも熟字訓が何かを知っている必要がありますし、熟字訓にはどのような漢字の組み合わせがあるかも知っていなければなりません。
もうひとつ、「伺わせていただきます」という言い方を耳にすることもあるかもしれませんが、こういう特に問題ないのではと思われる表現についても問われることがあります。
これは「伺う」という尊敬語と「させていただく」という尊敬表現が二重に使われている「二重敬語」だと気づく必要があります。さらにそれだけでなく、本来「伺います」が正しい尊敬語なのですが、「伺わせていただきます」とする過剰な尊敬表現が、現在は世間に許容されているということを知っていないと解けない問題になっていたりもします。こういう問題の場合、正確な文法知識と言語表現に関わる時事情報をちゃんと把握しているかを問うているということになります。
このように、ただ中途半端に熟字訓や二重敬語について知っているだけでは正解が導き出せないような問題に数多く接していると、自分の知識不足をいやでも痛感します。でも、知識不足を解消するには、残り三日ではどうにもなりません。
ただ逆に見れば、知識を網羅的に習得することで、解ける問題がたくさんあるということにもなります。しかもあくまでも日本語教育能力検定試験の過去問についてに限ったことことかもしれませんが、所謂引っ掛け問題は思ったよりも少ないはずです。
仮に引っ掛け問題が多いと感じるのはあくまでも知識が中途半端だからで、知識を体系的に網羅できていれば引っ掛けどころも見えてくるのではないかと思います。こう考えてみると、コツコツと知識をしっかり身につけてさえいけば、合格への道は開かれるのではないかと希望的観測を抱くことができます。
まあ、時すでに遅し😢なので、運を天に任せるしかないです!