日本語教育能力検定試験の模擬試験をやってみて、軽く受かる気がしません
受験勉強が思うように進まないことをいいことに、ここ二週間ほどnoteを書くことに現を抜かしていたが、いよいよやばいことになってきた。日本語教員国家試験まであと33日。模擬試験をやってみても、軽く合格基準を超えない。やはり受かる気がしない。
試験は四択問題だから、正解率は25%。この25%に可能性を託す気満々だが、それでも正解率を少しでも高めようと思うのが人の気持ち。模擬試験では、これはひっかけの選択肢だなと、裏をかいて他の選択肢を選んだところで不正解。これは覚えたばかりだから、これで間違いないと選んだ選択肢もはずれ。どれが正解かさっぱりわからないので、勘に頼ってもまた間違い。もはや何も考えずに25%にかけるしかない状態だ。
それでも模擬試験をやってみて気づいたことがある。
高校大学と私も受験経験はある。それはそれで大変だった記憶はあるが、老化進行中の今と比べれば、まだ若く記憶力も良かった。暗記すれば何とかなるところもあった。当然ひっかけ問題はあっても、対策の施しようもあった。
ところが、日本語教員試験は、知識を問う問題もあるにはあるが、日本語を教えることを前提とした問題がほとんどで、ただ覚えただけでは答えられない問題ばかりなのだ。それに中途半端に知識を詰め込んだだけでは、どこがひっかけなのかさえわからない問題が多い。
考えてみれば、「知識を中心に問う問題」と「教えるために必要な知識と考え方を持ち合わせているかを問う問題」では、試験目的が自ずと違うのは当然のことだ。日本語教員試験では、知識を精確に習得していることを前提として、日本語を教える際に、その知識をどのように活用するのが適当なのかを問うのが試験目的だということがわかったように思う。
だから記憶力低下と注意力散漫の二本立てで、ソファーで寝ころびながら参考書を見ているようでは、当然太刀打ちできないのである。