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蔦屋書店で本が落ちて運命的な出会いが生まれた話

あれは確か5年くらい前だっただろうか。

暇すぎて二子玉川の蔦屋書店を特に何をするでもなくうろうろしていた。

「実用書コーナー」みたいな硬めの感じのところで、特に読みたい本があるわけでもないのに本を選んでいるふりをしていた。

ふと横に目をやると、ひとりの女性が○○サピエンスみたいな難しそうな本を読んでいた。こういうとき、話しかけたりしたら何かが生まれるかもしれないが、現代においては変質者だと見なされる可能性の方が高いだろう。

そんなことを思いながら別のコーナーに移動しようとしたとき、私とその女性のちょうど中間に位置している本(棚の上の方にあった)が床にポトッと落ちた。向こうが気づいて拾い、棚に戻した。

すると、5秒くらい経ったところで、またその本が下に落ちた。今度は自分が拾い、棚に戻した。そして、「その本よく落ちますね」と話しかけたw

そこから話が広がり、とりあえずスタバでコーヒーを飲み、2,3回ほど会った。

アプリで出会うなんていうめちゃめちゃつまらない出会い方が一般化している現代において、こういう出会い方が実は求められてるんじゃないか説。

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