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200回記念!「組織の面白さ」の原点に戻る:いまのたかの組織ラジオ#200

 今野誠一氏(GOOD and MORE)と高野慎一氏(aima)によるユニット『いまのたかの』。マネジメントと組織の現場についてカジュアルに語る、「組織ラジオ」です。
 なんと今回は200回目とのことで、おめでとうございます。200回も続くなんでものすごいことだと思います。私は、ここ2ヶ月くらいで聴き始めたばかりなので、早くも記念すべき回に立ち会うことができて嬉しい限りです。

 今回は、原点ともいうべきなのでしょうか。このポッドキャストでは、組織ラジオの200回記念として、組織の面白さや醍醐味について深く掘り下げていました。理論と実践の狭間を解説しているものは、なかなかないので、楽しく聴かせていただきました。

組織の面白さとは

人の複雑性

 組織はそれぞれ異なる個性や能力、価値観、経験を持つ人々の集合体です。この多様性は、組織運営を複雑にする一方で、一人ひとりの能力や個性を理解し、それぞれの強みを引き出すプロセスこそが、組織を成長させるための挑戦であり、同時に大きな面白さでもあります。組織の中で多様な人々と関わり合い、協力し合う中で、新たな発見や学びがあり、自己成長にもつながります。異なるバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションや協力は、時に困難を伴うこともありますが、それを乗り越えた先に生まれる相互理解や達成感は、組織における人間関係を豊かにし、個人の成長を促進します。

結果を出す達成感

 組織戦略や人事戦略を駆使して組織を成長させ、目標を達成できた時の達成感は、組織に関わる人々にとってこの上ない喜びとなります。戦略を立案し、実行に移し、試行錯誤しながら結果を出すプロセスは決して容易ではありません。しかし、だからこそ、目標を達成できた時の喜びは大きく、組織全体の士気を高め、一体感を生み出します。また、個人の成長にもつながり、さらなる挑戦への意欲を高めます。組織の成功は、個人の成功体験となり、自信と誇りをもたらします。

共に成長する喜び

 チーム全体の成長はもちろん、個々のメンバーが成長していく姿を間近で見ることができるのは、組織に身を置くからこそ得られる喜びです。メンバーの成長を支援し、共に成長していく過程は、組織全体の能力向上につながるだけでなく、互いに刺激し合い、高め合うことで、個人としても成長することができます。共に成長する喜びは、組織への愛着と帰属意識を高め、組織全体のモチベーション向上にもつながります。メンバー同士が互いの成長を認め合い、称賛し合う文化は、組織を活性化させ、より良い成果を生み出す原動力となります。

深い絆

 困難な状況を共に乗り越えた経験は、単なる仕事仲間という関係を超えた深い絆を生み出します。共に目標に向かって努力し、共に喜び、共に困難を乗り越える経験は、互いへの信頼と尊敬を育み、生涯続く友情へと発展することもあります。組織という場だからこそ生まれる深い絆は、個人の心を支え、組織への貢献意欲を高めます。苦楽を共にした仲間との絆は、組織を離れた後も、人生を豊かにする貴重な財産となります。

組織への所属感

 組織に所属することで得られる一体感や貢献感は、個人のアイデンティティを形成し、幸福感にもつながります。組織の一員としての自覚を持つことで、自分の役割や責任を認識し、組織全体の目標達成に向けて積極的に貢献することができます。また、組織からの承認や評価は、個人の自信を高め、さらなる成長を促します。組織に貢献することで得られる自己肯定感や達成感は、個人のモチベーションを高め、組織へのエンゲージメントを向上させます。

組織運営の醍醐味を味わうためにはどうするのか

受け身ではなく主体的に

 上からの指示を待つのではなく、自ら会社の夢を自分の夢として捉え、主体的に組織や周りの成長に貢献する姿勢が重要です。指示されたことだけをこなすのではなく、自ら考え、行動することで、組織全体の活気が生まれ、新たなアイデアやイノベーションが生まれる可能性も高まります。主体的な行動は、個人の能力を引き出し、組織全体の成長を加速させます。受け身ではなく、主体的に組織に関わることで、組織の一員としての責任感とやりがいを感じ、自身の成長を実感することができます。

ウェットな部分を大切にする

 組織は感情を持つ人間の集まりです。効率性や成果といったドライな側面だけでなく、人間関係や感情といったウェットな部分を大切にすることが、組織の活性化、そして個人の幸福感につながります。良好な人間関係は、コミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築くことで、組織全体の生産性向上にも寄与します。互いを尊重し、支え合う組織文化は、個人のモチベーションを高め、組織への愛着を育みます。組織における人間関係は、時に複雑で難しいこともありますが、それを乗り越えて築かれた信頼関係や友情は、かけがえのない財産となります。

考察とまとめ

 組織は複雑で常に変化していくものです。しかし、だからこそ、その運営には大きな面白さや醍醐味があると思います。

 今回の対談は、私自身も改めて組織というものが持つ奥深さや魅力を再認識し、組織への関わり方を考える良い機会となりました。組織の成功は、個人の成長と幸福、そして社会への貢献にもつながるのです。組織の一員として、主体的に行動し、共に成長していくことで、組織の醍醐味を存分に味わうことができるものと思います。

 組織は、個人が成長し、自己実現を果たすための場であり、共に働く仲間との絆を深め、社会に貢献できる貴重な場でもあります。今回の対談を参考に、組織における自身の役割や貢献について改めて考えてみるきっかけとなりそうです。


組織の多様性と協力の喜びを温かく描いています。異なる背景を持つ人々が集まり、共に成長し合いながら、アイデアを共有している様子が印象的です。柔らかな光と明るい色調が、前向きで活気あふれる組織の雰囲気を伝えており、成長や絆を感じさせます。

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