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【書籍】『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』ー人生100年時代の働き方のヒントがある
前野隆司さん『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社、2013年)を久しぶりに再読しました。その中で、当時はあまり気づかなかったのですが、今言われる、人生100年時代の働き方のヒントがあると思います。
「憂鬱な月曜を迎えないコツ」にヒントあり
同書の160ページから、「憂鬱な月曜を迎えないコツ」というのがあり、5つのコツが書かれています。これがまさに、細く長く働き続けることに良く作用をするのではないかと思うのです。
10年前、この書籍が出版された際に読んだ際にには、「こんなの会社員では無理」という思いがしていました。しかし、10年経過し、コロナ禍を経て、リモート勤務が当たり前になり、各種ツールも整っているという状況。もちろん、すべて完全に目指せるものではないにしろ、だんだんとそのようになってきているのは間違いありません。将来的にありたい姿として、今から意識しておく必要があるでしょう。
土日も働いていること
一つめ。土日も働いていること。土日に休むから月曜がおっくうになるのであって、土日も働いていると、毎日が平日。日曜も月曜も関係ありません。
「土日も働く」、「毎日が平日」というと、「そんなに働かせてどうするんだ」という気がします。しかし、そういった意気込みで行動していくと、以外に時間があって楽だったりするのです。ちょっと言葉で表すのは難しいですが。
公私混合
二つめ。公私混合 。公私混同ではありません。今の私はまさに完全に仕事が趣味。趣味が仕事。私生活も仕事。
公私混同ではなく公私混「合」。そもそも「仕事」と「プライベート」というのは分かれているものではありません。便宜上分けられているだけ。人としては、一体化したものなのです。それを、あえて分けてしまうということが実は非常にロスになり、余計に疲れたりするのかも知れません。理想は、仕事・趣味・私生活、これらを一体化するということが、結局は一番時間もできるし、幸せになるのかもしれません。
仕事のことを家でも、家のことを職場でも話す
三つめ。公私混合の続きですが、仕事のことは家でも話す。家庭のことを、職場でも話す。
公私混合の続きですが、家や会社のことをそれぞれも話していくということになると非常に楽になるでしょう。もちろん、会社には「機密」があるから、そういうものはしゃべってはいけませんが。大切なことは、「一体化」することだと思うのです。
いやな仕事は全くしない
四つめ。いやな仕事は全くしていないこと。ある面、わがままなんですが、やりたくない仕事はやらないようにしてきました。
これはなかなか難しいですが。嫌な仕事も、「なるべくやらない」ようなことを思っていれば、工夫次第で少しは進歩するなどではないかと思います。「全くなし」というのはなかなか難しいですが。
やりたい仕事のビジョンも理念も目的も明確
五つめ。やりたい仕事のビジョンも理念も目的も明確であること。
これなんかも公私混同の典型でしょう。「ビジョン」は仕事もプライベートもなく、「人として」どうなのか、ということが非常に重要なのかと思います。
要はどのようにすれば自分がコントロールできるかを考えること
上記5つを、最初からすべて満たすということはなかなか難しいと思います。しかし、どのように自分のコントロールしていくのかということを考えていけば、少しでもそれに近づけるのではないでしょうか。「人生100年時代」という場合に、そういった視点というのを必ず身につけておかなければ主体的に生きるということはなかなか難しいのでしょう。
参考ーディズニーランドでも仕事をする
参考までに、以下、井ノ上陽一さんのブログには、「ディズニーランドでも仕事をする」というようなことが書かれています。一瞬、「えっ」と思うかも知れませんが、全体として「幸せ」を考える上でのヒントが多く隠されています。
どこでも仕事をするかどうかはともかく、
・時間の自由度がある(せっかく独立したのに)
・やらされ仕事がない、強制仕事モードにならない
・仕事が楽しい
という状況は目指していきたいもの。
それをなしえる要素の1つがどこでも仕事ですので、どこでも仕事からはじめるのもおすすめです。
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