見出し画像

規則や法がムダに拡大する社会

あまり知られてはいないでしょうが、
毎年国会では、平均して70本ほどの法案が可決、成立しています。

これはもちろん「条文の改正」もふくめての数なのですが、
もし、これを「学校」に置きかえたとしたら
「校則」が知らないうちにどんどん生まれたり、
今までとはちがうものに変化している。

こういう事を意味します。

近代社会は「法による支配」が基本になります。
ですから「法治主義」が至上のものである。
こういう共通理解で成り立っています。

「法」に自らをゆだねる事は、
ある意味、「自己判断」を他にゆだねる事ができるので
道徳的な葛藤に悩む事がなくなるので、心は楽になります。

「決まった事だから」
「法律でそうなってるから」

この概念ですべてが決まってしまいます。
ですから、めんどくさい事は考えなくてもよくなるのです。

荒れた学校ほど「校則」が細かくなるように
「法」がやたらと多くなる世の中は
やはり荒れた世の中である。そういう事なのではないかと思います。

「法」だから、それに従えば、葛藤する事もなく、
これ以上楽な事はないけれど、
どんな法律があるかもわからず、ただそれに従うだけでは、
これ以上窮屈な世の中はないだろうと、

よくそれで満足できるなぁ
個人的にはそう考えるのです。

画像1

↑ 《作品》
Etude du [絶対的「肖像権」に配慮した町並スナップ}

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?