蜜の味~おいしいものには毒がある~その1

はじめに

マーフィーの法則 
という本が昔ブームになった事がございます。

今ではブックオフの片隅に、ほこりをかぶってるような本でございます。だけど、なんでこの本がうけたかというと、このシニカル内容に

(アルと思います)

と言うようなエピソードをちりばめているからでございます。

もっと読みたいのに、連載が終わってしまった・・・。とか*`▽´)ψ

ヒトは、おのれの都合のいいように進めばいいと、潜在的に思っておるものでございます。

ところが、そうはいかない。
だけど、それも現実・・・・。

ところが、それが、自分のことでなく、他人のことであったら・・・・・

むちゃくちゃ興味深いのでございます・・・。

しかもそれが、自分に羽根ほどにちょろっと関係したならもうぉ大変!
この世の終わりみたいに大騒ぎしてお祭りにしちゃうのが・・・・・・。

人の性
人の不幸は蜜の味・・・・・・。はじまりはじまり・・・・*`ー´)ψ




Episode1 単身赴任明けの違和感


 6年間の単身赴任生活がようやく終わりを告げた。
この6年間で子どもは親元を離れ、自宅には女房だけになった。

 私もようやく自宅通いができるようになったとある意味ほっとしていたし、久々にカミさんと二人暮らしになるわけだから、まぁ、それもいいかなと、どちらかと言えばのんきに思っていた。

 また、カミさんも長い間寂しい思いをしていたのだろうから、私と同じように、これからの生活に期待をしているのだろうと思った。

確かに、単身赴任中というのは不自由な代物だ。

 まず、すべてを自分でまかなうということがこれほど大変だと思い知った。学生のころや独身のころは時間にも余裕があったからさほど感じるものでもなかったが、それなりのポストを持っての「一人暮らし」というのは、やはりしんどいものだし、外食やコンビニ弁当が増え、栄養も偏る。

だが、それも解放されるのだ。

 朝、う~~ん、ちゃんと朝食ができているではないか。
これだな、自宅通いの妙味は・・・。v( ̄∇ ̄)v

 しかし、何かがちがうぞ・・・・。
単身赴任期間中に帰ってきた時の様子と、どこか違う。


 しかも、単身赴任前に出勤する時にはかならず見送ってくれたカミさんは、朝食を作るとさっさと自室に籠もってしまうのだ。

 単身赴任中帰宅したときはVIP待遇だったのに、一体どういう事なんだろう、カミさんは私が帰ってきたのが嬉しくはないのだろうか? 私はそんな、カミさんの妙に素っ気ない雰囲気に何とはない違和感を感じていた。


つづく

いいなと思ったら応援しよう!