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恩とか義理
工藤先生が紹介している「叱るものさし(優先順位)」
これ結構おもしろいです。
“(1)から(13)を見てください。この中であなたが特に厳しく叱りたい、あるいは叱ってきた項目を挙げてみてください。いくつでもかまいません。実際の研修では、先生方に印をつけてもらった後、これを一つひとつ読み上げて、自分が厳しく指導したいと考える項目のところで手を挙げてもらいました。驚いたことに、教員の手を挙げる項目が、あまりにもバラバラで、つまり、指導に対する感性が異なっていることが確認できました”
(1)コンビニで万引きをした
(2)下校時に雨が降ってきたので、玄関にあった誰かの傘を黙ってさして帰った
(3)学校にお菓子を持ち込んで食べた
(4)放課後、係の仕事をさぼって黙って下校した
(5)授業中に隠れてマンガを読んだ
(6)4階の教室のベランダの柵にまたがって友だちと遊んだ
(7)授業を勝手に抜け出した
(8)クラスのある生徒を「お前は障害児だ」と馬鹿にした
(9)授業中に寝た
(10)一人の友だちを数人で無視し続けた
(11)友だちとけんかして殴ってけがをさせた
(12)深夜、友だちと公園で大騒ぎして近隣に迷惑をかけた
(13)違反の服装で登校した
“次に何を最も厳しく叱りたいと思いますかと話しました。私が1番に叱りたいのは6番です。命が一番大切だということを指導したい。これは緊急性があるので、何をおいても指導する必要性がある。その次は、人権や犯罪に関わることです。1番や2番、8番などです。10番、11番、12番なども関係するでしょう。でも、それ以外の、日常的に注意をする機会の多い5番や13番などは、学校の場面では、実際に厳しく指導されるのではないでしょうか”
今はマンガを読んだり、違反の服装をする生徒はほぼほぼいなくなっているが、言いたいのはそこではなくて、優先順位をまちがっちゃダメじゃない?というお話である。自分ももちろん、6番は最も叱らなければならないことであり、その後、人権や差別に関わることは、厳しく注意をする。ここまでは、きっと全員一致していなければならないんだろうなと思います。
では、その次に自分が大切にしているのはなんだろう。
今日も感じたことですが、「恩とか義理」みたいなものかなと思っています。
「自分のためにやってくれた行為をぞんざいに扱う」
「自分が困っている場面で助けてくれたのに、それを忘れてその相手に攻撃な行動をとる」
とか。
自分はこういう行為については本当に許せない。
いわゆる「恩を仇で返す」ってやつ。
非認知能力といわれるものが、これまでの時代より重要視されているけれど、さまざまある非認知能力の中でこれがど真ん中なんじゃないかと思う。
月並みになってしまうけれど、人は助け合って生きている。
そこを徹底して伝えるのは大切なことだと思う。