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(不快にさせたらごめんなさい)神田沙也加さんに想いを馳せる

noteでは久しぶりになります。
今回は、どうしても心から拭えないことがあり、
執筆させていただきました。

今回話すこと
1・神田沙也加さんに対しての、今までの僕からのイメージ
2・なぜ、神田沙也加さんに想いを馳せることになったのか
3・亡くなる直前の、神田沙也加さんの心に対しての考察
4・自分がこんな状態だから、改めて思ったこと


先月の18日に、訃報が入りました。
女優・神田沙也加さんの死。

僕が20代前半の頃、沙也加さんが好きだった
音楽ユニット所属ギタリストとの熱愛を報じられた時を知った僕は

「うわー、よりによって相手、松田聖子の娘かよ。
これは消されるやつやで、、」

と、世間で言われているような
すごく穿った、ものの見方代表の一人でした。

(事実、そのユニットは、その後しばらくして解散した)

それからは、邦画も地上波ドラマもぜんぜん見ない自分には
そんなに神田さんを意識することは、正直ありませんでした。

『アナと雪の女王』の日本語吹き替え役で、大評価を受けたということも
全然知らなくて。

昨年の真ん中ぐらいからハマり出した、スマホアプリゲーム
【Idoly Pride】も、
ちょっと特別なヒロインである
長瀬麻奈役
彼女がしていたことも
ぜんぜん気づきませんでした。

ただ、本業が声優の人がやってるんだろうなと間違えるぐらい、
めちゃくちゃうまかったです。

ここまで、いかに
神田沙也加さんと馴染みが薄かった自分が
なぜ、この記事を書いたかには理由があります。

単純に「有名人の死」というものが
2年前から目に入る機会が多くなって
「え?なんで親も有名人で、問題も起こしていなかった人がどうして…」
と、驚きを隠せなかったのが発端です。

今のネットというのは過剰なぐらい便利になってしまい
Googleで検索すると、その後、
Googleのトップページに
検索した言葉の関連記事が頻繁に出るようになり、
必然といろんな記事を読むことになりました。

そこから得た新事実

そこに、僕は自分と照らし合わせて、
今の自分に関連して感じることがたくさんあり、
彼女の心情を慮るように
勝手ながら、なっていってしまいました。

・心療内科から処方された薬を、自宅に忘れてきてしまい
 非常にパニックになっていた

・恋人から「一緒に頑張って減らしていこう」と励まされていたが
 その恋人から裏切り好意にあった

・話し合いの上で、相手が激昂してしまい
「言ってはならない」言葉を浴びせかけてきた

・和解したが、その晩の食事に行けず、
 マネージャーと彼だけ食事に行かせ、自分はホテルに帰宅

・次の日の午前中、自死を選んでしまう


沙也加さんが生まれた環境、壮絶なるいじめの経験。
そこから這いあがろうとした経緯
ようやく心を許せる恋人に出会う
しかし裏切られる
いきなりの断薬。
それによる発作は、間違いなく出てたと思う

自分は、沙也加さんほどではないだろうけど、
「この人、俺が経験してきたことに似てる境遇だったんだな。。」
と、共感を覚える境遇に、
より苦しみが伝わってきた気がしました。

あれこれ憶測でものは言えないので、
一つ言いたいのは
「愛情を削ぎ落とされた人間は、
 ひたすら愛情を求めるように偏ってしまう」

親の愛もどうだったのかだし、挙句、
新らしい父親と一緒に新天地に行くのは嫌だったから
中学の寮に入ったら、有名人の娘というだけで壮絶ないじめを経験。

「松田聖子の娘だから、と優遇してほしくない」
と、本人からその優遇を捨てたのに
皮肉にも、それがきっかけで残酷な経験を受ける。

こんな悔しくて辛いことがあっていいのか。

僕も、ここでは書きたくないようないじめを
たくさん経験しました。
自分にもちろん非があるのは、今でもわかります。

けれど、虐められた瞬間に、世界が激変した瞬間
今でも脳裏に焼き付いて離れません。

近しい人が離れていく
いじめられる直前の態度から、いじめが始まった直後から態度が急変する

さまざまな絶望が毎日のように襲ってきて。


もう恨みつらみはないです。

けれど、その絶望感が
心の澱のように、僕の心を蝕んでいるのは
今現在、まだ続いているのは事実です。


沙也加さんも、愛が欲しかった。
偽りのない、暖かい愛が。

人間は、完全ではないから、嘘もつくし裏切ることもする。

けれど、沙也加さんや僕みたいな人間は、
「頼むから、たった一つでいいから、理想の愛が欲しい」
そう願ってしまうのです。

沙也加さんが亡くなる少し前に、恋人と話した内容が
週刊誌によって明らかになった。

そこには、必死に優しさを求めた沙也加さんがいた。

本心は、こうだったのではないだろうか。

「優しさが欲しいんじゃない、
 信じたあなたは理想の愛を持っているはずなんだ。
 どうか、お願いだから、理想の愛を持つ人になって。」

その後、マネージャーを交えて3人で話し合って
一応、関係は元に戻ったらしい。

けど、前述の
「薬を自宅に忘れてきた」
ことから、

「彼から「一緒に頑張って薬を減らしていこう」と前に言われていたから
 「これを機に、薬を絶ってみよう」

と思ったのではないだろうか?

しかし、素人が勝手に判断して
薬をストップするのは非常に危険な行為。

どんどん薬がないことで、心は今までのリバウンドで、
相当ダメージがきていたのではないだろうか。

だから、
マネージャーと彼との食事にも行けなかった。

「一緒に薬を絶っていこう」
と励ましてくれたのが、その彼自身。

その彼が、沙也加さんを裏切り、挙句、
言葉の暴力を与え続けた。

「薬を絶っていければ、彼は信頼してくれるかもしれない

「…だけど、その言ってくれた彼自身が、もう私を裏切っている。
 じゃあ何のために、私は薬を絶つの?」

そんな葛藤が、苦しめたのではないだろうか。

あまりにも多くのことが、重なった。
重なりすぎた。


数年前、僕は毎日のごとく、地獄を味わった。
生きているのが奇跡のようだった。

それから1年ほど無事だっったけど、
その後、不発弾で止まっていた爆弾のように、急に破裂した。

きっと僕は、
沙也加さんが自分で自分の足で、生きて、
それでも見つからなかった、
「自分だけの“理想の愛“」を
未だあきらめられずにいる。
だから、毎日が辛い。

ボロボロでも
「まだ、、出会えてない」
という一心だけで
なんとか生きているのかもしれません。

少し、また動けるようになってきて、
前や上を、見れるようにもなってきました。

やっとふもとに一歩足を乗せられたレベルだけど、


だからこそ、、
神田沙也加さんには生きて欲しかった。

こんな自分より、よっぽど立派で、
数多の苦しみから、ここまで来れた人なのだから。

最後の最後まで、理想には巡り会えないかもしれない。
けれど、生きて、
手を伸ばし続けて欲しかった。

それがどれだけ残酷なことだとしても、
ただ

生きて欲しかった。

【長瀬麻奈 ver. 『夜に駆ける』】 CV.神田沙也加

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