2021/08/28 Sat

昨日、生まれてはじめて交通事故で頭からの出血という事態に見舞われた。少し時間が経って傷の状態が落ち着くと、何より痛かったのは右肩の脱臼だ。

元々の脱臼癖と相まって受身を取った時…というよりも体が宙に浮いた瞬間に恐らく右肩がすっぽ抜け状態になり、地面で受身を取った時に右肩を打ったので肩が元に戻らなくなった。

今日、肩の状態を精緻に見るためにMRIの検査に行った。結果を見て次の治療方針を決めるのは来週の土曜日になる。

この右肩の状態ではしばらく仕事はおろか日常生活にも結構な期間支障をきたす事になりそうだ。そこで昨日からこの状況を逆手にとって自分の生産活動自体の方法論をアップデートしようと思った。

具体的には以前から千葉雅也などの本で知っていた、アウトライナーを使った形に変更しようと思うのだ。

千葉雅也の知的生産の方法論は梅棹忠夫の『知的生産の技術』を意識しているように感じる。梅棹が書いた頃にはなかったアウトライナーを用いて、その方法論をアップデートする試みのように思う。

肩を怪我する前は万年筆でノートに日記を書いていたけれど、このようにWebで書き始めたのもアウトライナーの使い倒しの一環ではある。昨日、病院から帰ってきて思いつき、今日のMRIの検査の時にはすでに気持ちは固まっていた。

病院からの帰り、ちょうど夕暮れ時でとても夕日が綺麗だった。そしてクラムボンのタイムラインという曲の歌詞に表現されているような、平凡で美しい日常がそこにはあった。すれ違う人たちと、自分との交わりはないものの、それぞれが今を生きる世界の美しさを感じた。




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