グローバル英語入門
私の同タイトルの講義を受講頂いている方の為に、講義のアウトラインと私の考えをメモしておきます。
グローバル社会で、英語を使って活躍しよう!がこの講義のスローガンです。そのために、本講義は、グローバル化とは何か、グローバル化した社会はどのようなものかを最初に学びます。
グローバル化の定義は無数に存在しますが、概ね以下の要素を含んでいます:
「世界の地平の拡大」「世界のコミュニケーションの拡大」
「遠く隔たった地方同士が強く結びつく、相互の影響が強まる」
「世界の圧縮」「世界を一体として捉える」
特に、市場経済の側面では、「世界が平らになった」「競技場がフラットになった」といった言い方をします。
これは、市場経済の進展や法制度の整備、何よりテクノロジーの発達等により、人、物、金、情報等様々なモノが国境を容易に越えてやり取りされるようになった結果、世界のすべての人やモノが同一の巨大な競技場に存在し、お互いに競い合っている、そうした状態をイメージしてください。
i-phoneやテスラ、コカ・コーラやマクドナルドのように世界中の人が同じ商品を買い、
AmazonやYoutubeのように同じサービスを享受し、
Netflixやハリウッド映画を通じて同じコンテンツを消費し、
情報はネットやSNSを通じて一瞬で伝達され、
マネーは世界中を自由に移動し、
人や製品も自由に国境を超える。
企業は必要な人材とモノと資金を世界中の最適地から最適価格で調達する。
そうしたフラットになった同じ競技場に私たちは存在している。
この認識をグローバル英語及び国際ビジネス入門の出発点とします。
本当にそうなのか。
SNSは国によっては自由に見られない。人の移動も自由でない国もある。
輸入品に関税をかけようとする動きがある。
そもそもインドのマクドナルドには羊バーガーがあるじゃないか。
それは次項国際ビジネス入門にて解説します。