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[168]学び合い・教え合い
今回のテーマは
「非認知能力」
です。
親御さんの中には、お子さんの学力について
悩まれている方も多いはず、ですよね。
劇作家・演出家であり、大阪大学COデザインセンター特任教授である平田オリザさんによると、
(日経DUAL掲載)
非認知能力(スキル)を高めることで、
学力基礎が身につくのではないかという事を
述べられています。
非認知能力(スキル)?
このメルマガでは、何度となく登場していますがここで改めておさらいです。
非認知能力(スキル)とは、
最後までやり遂げる力
失敗を恐れず挑戦する力
自分の考えを発表する力
意見の違う人を認めたり、話し合う力
などなど、IQや偏差値などのように
数値では測れない“総合人間力”、
つまり生き抜く力のようなものを指してそう言います。
その非認知能力(スキル)は
学び合い・教え合いができるほど高くなると
されているのですが、、、
では、そのような学び合い・教え合いをする場所
はどこに求めれば良いのでしょうか。
本来はその場所を学校に求めるべきなのかもしれませんね。
でも今の学校は、その目的とシステムの関係から
なかなか集団教育の域を脱しきれない場所。
先生が一定数の生徒達に対し、
同じ事を同じように伝達する授業スタイルが
主流です。
そうではない学校もあるにはありますが
まだまだ少数です。
同じ学年ということ以外は、
性格も好みも得意・不得意も、成長の度合いも違うのに
同じ事を同じやり方で教えなければいけないので
学校やそこで教鞭をとる先生達のジレンマもあると思います。
生徒たちにとっても、この日の授業が、分かったのか、分からないのか
よく分からないまま進んでいってしまいます。
来年度からは、新しい学習指導要領で授業が
行われるとはいえ、いきなり変わる事はおそらくないでしょう。
先生方のご負担もあると思うし、
どう指導していくか実際悩んでいるという声も聞かれます。
今の学校で行われている集団授業が
特に苦にならない子どもはともかく、
どうしても馴染めない子どもも少なくはありませんよね。
だからこそ、子ども達同士で学び合い・教え合うことができる
それが授業の中で普通に行われる、
そういう環境だといいなあと思うのです。
先生が
「分からない人、手あげて〜」
と言ったって、上げることができない子もいるはずです。
それよりも、お友達に
「分からないから教えて」
と言える環境がいいとボクは思うのです。
親や先生が言うよりも、友達が言うことの方が、
教える方も教えられる方も、より学べるんじゃないかと。
教える子も、知っていることを人に伝える
というアウトプットになるので、
より確実に自分の知識となると思います。
次回、もう少しお話を進めますね。
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