
[289]躾とは、スマートさを追求すること
今日は個人的にとても良いことがありました。
そういう時って、顔がほころんでしまうのが自分で分かってしまいますね。
〈前回のおさらい〉
日常生活にも「残心」を意識して
一つ一つの行動に「余韻を残す」ようにしていくと
丁寧で美しい所作になってくるのだと思います。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
今回のテーマも引き続き
「躾」
について書きたいと思います。
今、某大手コーヒーストアの席で
アイスコーヒーを飲みながらこれを書いています。
ボクが座った席は、
十人ぐらいが一度につける大きなテーブルの
真ん中あたりです。
そんなに混んではいないので、所々に空席があります。
誰も座っていない空いている椅子を見てみると
椅子が出っ放しのところもあれば
きちんとテーブルの近くに戻されている椅子もあります。
今、ボクの目の前の青年が席を立ちました。
ちゃんと椅子を戻して行きました。
心の中で、その青年に対して
「えらい!!」
と叫んでいる自分がいました。
どうしてこんな事を書いているかというと
前々回のこのメルマガで
できる経営者は椅子をちゃんと戻している、
ということについて書いて以来
どうも椅子のことが気になって、気になって
仕方がないのです。
でも、今回は椅子のことではありません。
(違うんかい〜!!)
今回は、靴のことです。
皆さんは、よそのお宅や食事処などで
靴を脱いで上がることがおありかと思います。
靴を脱いだら揃える、
ということはもちろんご存知だと思います。
では、玄関先などで靴を脱ぐ時はどうされていますか。
具体的には、前を向いて脱ぐか、後ろ向きで脱ぐか
です。
よく見かける風景なのですが
「靴を揃える」ということを意識し過ぎるがために
靴を揃えて脱ごうと、
あらかじめ後ろ向きで脱いでいませんか。
これは、他人様の家に、お尻を向けて入る
ということになり、大変失礼にあたります。
大人でもちょくちょく見かけます。
したがって、他人様のお宅に正面を向いて
靴を脱ぎ、さっと振り返ってから
自分の靴を揃える
ということが正しいやり方です。
こんな当たり前のことでも
子どもは知らないことが多いのです。
知らないことは、決して叱らずに
ちゃんと教えてあげれば良いのです。
子どもでも理屈が分かれば
ちゃんと納得します。
躾とは
所作を美しくすること。
つまりスマートな動作ということになります。
恥ずかしがらずに、大人から率先して
格好いい大人を目指しましょう。
・
・
・
・
メルマガでもご覧ください!
第1号目からご購読できます。
毎日発行!お楽しみに。
↓
子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜