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[288]丁寧に生きるということ

あなたは、たけのこ派ですか。

それとも、きのこ派ですか。

ぼくは、たけのこ派です。

どちらにしても秋ですね〜。

〈前回のおさらい〉

「他者視点」ということについて
座っていた椅子をしまうということを
題材にお伝えしました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今日のテーマは
「躾」
です。

そう、「しつけ」です。

この「躾(しつけ)」という漢字は
「美しい」所作が「身」につく
ということを表した和製漢字だということを
みなさん、ご存知ですか?

ボクはつい最近知りました。

そう思って見れば見るほど、美しい漢字だなあと
思います。

この「躾」ですが
みなさんはどのようにお子さんにお伝えしていますか。

「美しい所作」とはどういうことか
知っているのと、知らないでいるのとでは
全く伝わり方が違ってくると思うんですよね。

その「躾」を子どもに伝えるのに
ボクは「残心」ということを念頭に
伝えていきたいと思います。

「残心」とは?

日本独特の文化というか考え方ですが
例えば、日本の武道や芸道などで
技を決めた後も、すぐに直るのではなく
注意を払いつつ、余韻を残すということです。

ボクは武道の経験者ではありませんので
この残心について説明することは、
専門家の方には到底敵いません。

例えば、こういうことだと思います。

弓道では、矢を放った後、
すぐに弓を持っていた手を下げるのではなく
放った矢の方向にそのまましばらく向けて
放ったままの姿勢を保っておく
というようなことだと思います。
(あってますか?)

つまり、余韻を残すということです。

これを日常生活に置き換えると、
どうなるでしょうか。

だらしなくしない
とか
気を抜かない
とか
やりっ放しにしない
など
そういうことになるのだと思います。

だから「美しい所作」なのです。

例えば、
開けたドアはきちんと丁寧に閉める
とか
お見送りのお辞儀は相手が見えなくなってから戻す
などですね。

日常生活においても
一つ一つの行動に「余韻を残す」ことを意識すると
丁寧で美しい所作になってくるのだと思います。

使ったものは元に戻す
とか
ものを乱暴、乱雑に扱わない
なども
「残心」に通じる美しい所作に繋がるのだと
思います。

残心を意識し、
余韻を残しながら、
丁寧な行動をすることによって
言葉も丁寧になり、
人生を丁寧に生きる
ということにつながってくると
ボクは思うのです。




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