愛犬のために家を買う（1）プロローグ
広い庭に大型犬。犬が好きな人なら一度は夢見ることがある住環境だ。海外映画やドラマでは、割とよく見かける光景でもある。
私は、ひょんなことから、予期せず大型犬2頭と暮らすことになったのだが、一緒に暮らすようになると、やはり彼らへの愛情から、彼らに少しでも良い食べ物、少しでも快適な住環境を与えてあげたいという思いが強くなっていった。
住環境で思い出したのが、学生時代、オーストラリアで過ごした思い出だ。私が働いていた農場付近の家庭では、基本、自宅の敷地内は放し飼い。広大な農場で、馬や牛を放牧するための誘導をする仕事に従事する犬も多く、ペット、動物、人間が、ストレスなく、うまく共存する社会がそこにあった。
オーストラリアでは半数以上の家庭でペットを飼っているため、ペットにお金をかけることは珍しくなく、ペットと暮らす家庭の多くでは「家計が苦しくなったらペットの費用よりも生活費の方を減らす」と答えたということを紹介する記事すらある。ペットと暮らすオーストラリア人のほぼ半数以上が、社会生活より動物といることを選ぶという。ペットが暮らしやすい住環境を作り出すことに熱心な人は多い。（引用記事：下部添付）
オーストラリアの家庭ほど、大きな庭は与えられないが、少なくとも愛犬が、自由に過ごせる庭やシャワー設備など、、出来る限り愛犬が過ごしやすい住環境を整えてあげたい、そう強く思うようになった。
ここから始まるストーリーは、私が、愛犬のために家を買うまでの体験談だ。賃貸派、持ち家派、人それぞれの環境や考え方によって、「理想の住まい」は、千差万別だろう。すべての人に興味のある話ではないだろうが、これから家を買おうとする方には、参考になる部分があるかもしれない。少しでもお付き合い頂けるようであれば幸いだ。
私は地方出身者で、勤務地は東京。土地を保有していないため、まずは、土地探し、居住地探しからスタートすることになった。愛犬（大型犬）が住みやすい家にしたいという思いから、「建売住宅」 も 選択肢には残しながらも、基本は、「注文住宅」を購入するという方向で動き出した。
基本方針・希望条件
家購入を進めるにあたり、私が設定した基本方針、基本的な希望条件は、以下の通りだ。
① 東京（最寄駅：東京、日本橋）まで通勤圏内にあり、そこそこ田舎であること。
② 土地の広さ 60坪（198.35 ㎡）以上。
③ 近くに大きな公園があること。
④ ペットを飼っている家庭が比較的多い地域であること。
⑤ 価格が予算内であること。
⑥ 災害リスクが比較的低いこと。
⑦ 空港（羽田OR成田）へのアクセスが良いこと。
＊⑦は、海外の友人が多く、海外から愛犬に会いに来る友人が遊びに来る機会が多いためだ。
土地の探し方
特別なコネがなく土地勘もあまりない私のような一般的な人間にとって、土地の探し方には、大きく分けると2つの方法があると思う。①希望の地域に自分で足を運び地元の不動産屋さんを回ること、②ハウスメーカーから紹介を受けること の2つだ。私は、①、② 両方をやっていた。結果的には、②の ハウスメーカーから紹介を受けた土地を購入することになったのだが、時間や労力はかかったものの ① をやっていたことで、自分の目で様々な土地や地域を見る機会にもなり、自分の足で歩くことで資料や情報だけでは気付けないことに気付いたことがあった。①にも、②にも意味があったと感じている。従い、これから土地を探そうとする方には、もし時間や労力に余裕があるようであれば、①、② 両方を試してみることをお勧めしたい。①の前に、インターネットに掲載されている土地情報を参考にした上で、足を運ぶ土地、地域、不動産屋さんを事前に一定レベルにまで絞り込んでおけば、より効率的に進めることが出来るだろう。
土地選び、ハウスメーカー選び、、そしてどんな家になったか？私の体験談を備忘録の意味も込めて記しておきたい。
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付記）
本投稿は、特定の企業や組織を推奨・勧誘する記事・情報ではありません。本文に出てくるいかなる企業、組織との利害関係はありません。個人的な体験談、参考情報としてお読み頂けますようでしたら幸いです。
