TSUKUBA AD 2.0　＃ピンチはチャンス

TSUKUBA ADのバージョンアップぶりを順次紹介しようと思っていたら，いきなりコロナに出鼻をくじかれた感じである．

でも，かの松下幸之助は「かつてない困難からはかつてない革新が生まれ、かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる」と言っている．今，日本や日本スポーツ界はかつてない困難に遭遇しており，これを乗り越えるにはかつてない革新を遂げるしかないのだ！TSUKUBA AD自体が革新のインキュベーションなのだから，我々がこの困難を今までない発想で乗り越えられれば，かつてない飛躍が生まれるに違いない．

筑波大学アスレチックデパートメント関係者の皆様
 
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、4月10日（金）まで学内・学外を問わず、部活動を停止して下さい。
また、夜間の外出自粛も継続して下さい。今こそ、一人ひとりの行動が、問われています。

（1/2） pic.twitter.com/cnTsKI98ke

— 筑波大学アスレチックデパートメント Owls (@TsukubaOwls) April 6, 2020

そこで，まず取り組んだのが，TSUKUBA ADの内外に向けたメッセージの発信である．我々は，「安全安心」を何よりも大切にし，それは「競技力向上」よりも優先されるべきとのポリシーを掲げている．よって，コロナウイルスへの自身の感染および周囲への感染拡大を防止するために，TSUKUBA AD所属の学生アスリートに行動変容を求める上記のようなメッセージを発信した．

#StayHome , #StayTogether , #KeepDistance

しかし，このコロナウイルスとの戦いは長期戦が予想されるため，自粛一辺倒では到底戦い抜けない．我々は，たとえどんなに屈強な相手であっても，そしてどんなに高いハードルであっても，目標が見定められれば，それを凌駕するために，あらゆる努力や犠牲を払うことは厭わない．しかし見えない相手と戦いには，これまでの経験値は役に立たず，正直途方に暮れるばかりである．でも，こういう困難な時こそ，これまでにない発想で，見えない敵との戦法を練らねばならないのだ．

そこで，ITC活用に長けたスポーツアドミニストレーターの力を借りて，遠隔でのコンディショニング管理のシステム構築，あるいは社会的距離を保ちながら実施できるトレーニングメニューの提供，さらには筑波大のリソースをフル活用したメンタルケア，スポーツ栄養などのオンデマンドコンテンツの提供などなど，あらゆる方法を検討している．

そして，時をおかず，できるところからどんどん提供していきたいと考えている．その上で，このコロナ禍が収束した時，現在よりもあらゆるパフォーマンスが向上し，「あのコロナ禍のお陰でトレーニング効率が飛躍的に向上した」言えるようにしたいものである．