日本人が「第三世界」の反米感情に同伴するのは欺瞞ではないだろうか
NATOが、とか言っているのは日本国内の識者だけではないのか。
確かに「第三世界」はアメリカ主導のプーチン・ロシア非難を冷ややかに見ている。
だが、日本がその「第三世界」の立場に立てるのだろうか。
「第三世界」は、アメリカに抑圧され、蹂躙され、虐殺された事実がある。日本もアメリカから広島・長崎へ原爆を投下された。
同じように虐殺されたのだが、日本は、敗戦後、アメリカとともに歩を合わせ、経済発展し、その「第三世界」を抑圧した抑圧国家であることを忘れてはいけない。
まるで、日本人がアメリカから抑圧をされ続け、苦しみの道を生きているかのように、「第三世界」の反米感情に同伴するのは、おかしなことではないだろうか。
私たち日本人は、反米ではなく、ウクライナへ侵略するプーチン・ロシアへ非難の声を上げるのが人民の務めではないだろうか。