映画を観た記録112 2023年10月1日 アルフレッド・ヒッチコック『サイコ』
Amazon Prime Videoでアルフレッド・ヒッチコック『サイコ』を観る。
ヒッチコックの映画が面白いのは、画面のつなぎがわかりやすい、自然ということ。
小津安二郎みたいなEmpty Shotはありません。
アンソニー・パーキンス演じるノーマンが住む家だけが外から写される画面がなんどかありますが、当然ながら客の意識をストーリーへ集中させるためである。映画監督に限らず、様々な映像表現、または漫画家のような職業の者までヒッチコックのカットつなぎ(モンタージュ)に学んだのでしょう。
『サイコ』は、アンソニー・パーキンス演じるノーマンが留置場に入れられ、不気味な笑顔を見せる。ここが実は一番怖いのかも。そして、母のつもりで殺人をしていくノーマンの姿には驚きます。これも怖いですね。『羊たちの沈黙』より、怖いかも。
安心して、映画に没頭したいときはアルフレッド・ヒッチコックです。もっとも、最近のハリウッド映画、韓国映画のアクション映画は見せ場が派手過ぎて、そのような映像に慣れている方には物足りませんかもしれません。
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