映画を観た記録125 2023年10月21日     クリント・イーストウッド      『15時17分、パリ行き』

Amazon Prime Videoでクリント・イーストウッド『15時17分発、パリ行き』を観る。

本作品も『リチャード・ジュエル』と同じ傾向の、民間人が英雄になるモノである。しかも本作の主人公を演じているの実物なのだ。

本作は、タリス銃乱射事件を映画化している。そのタリス銃乱射事件を阻止した3人組本人が演じている。

本作品から導き出される教訓は、できない子はいない、とでもいおうか。この3人組は小さなころからの幼馴染で、いつも学校で問題ばかりおこす、問題児であった。スペンサー・ストーン、アレク・スカトラス、アンソニー・サドらーは、成長し、それぞれの道を歩んでいた。そして、この3人がヨーロッパ旅行を計画し、予定のパリ行きに乗ったとき、事件は起き、3人組が食い止めた。

事件の当事者・本人を出演させるという大胆な演出に驚きを禁じ得ない。酷評されたそうだが、民間人に光を充てるイーストウッドの良心が感じるよい映画である。

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