インドネシア事情パート9犠牲祭
2023年6月29日は年1度の犠牲祭でした。
犠牲祭は、イドゥル・アドハと呼ばれます。
犠牲祭は、イスラム教徒にとって大切な宗教行事の一つで、牛、山羊、羊の命を神様に捧げ、その肉を分配するものです。
また、イスラム教は、裕福な者が貧しい者に施しを行うと言う教えがあり、裕福な者が家畜を買い、犠牲祭に提供します。
大体、牛は15万円、山羊は2万円ほどです。
開催場所は、イスラム教の礼拝所のモスクの裏庭で行われることが多いです。
時期は、イスラム暦の12月10日に開催され、毎年少しずつズレていきます。今年は6月29日です。
犠牲祭は、預言者アブラハムが神の命令に従って、自分の息子を生贄として、神に捧げたことから始まります。
ここからは、流れを説明します。
前日から、牛、山羊、羊が犠牲祭の儀式の場所に連れて来られ、そこで一夜を明かします。
当日の朝8に儀式が開始されますが、大勢の執行者、見学者が集まってます。
まずは、執行者で記念撮影。
アザーン(お祈りを知らせる歌のようなもの)のような音楽が流れ、みんなお祈りをします。
そして、いよいよ儀式が開始です。
一頭ずつ穴の空いた場所まで連れて来られ、穴には角材を置いており、そこに頭を置きます。
動物も分かるのでしょうか、全力で抵抗します。
大人10人がかりで、牛を無理矢理倒します。
うちの運転手はお手伝いをしたようですが、怖くないのかと聞くと怖くない、イスラム教徒にとっては大切な儀式で、立ち合えるこっは幸せと言ってました。
初めて動物を屠殺する場面を見ましたが、苦しい鳴き声を聞くとかわいそうと思いましたが、
神聖な宗教儀式であり、人間は動物の命をいただいて生きていけるのだから、感謝しないといけないなと思いました。
以上が、犠牲祭の様子をお伝えしました。
次回は、バンドンに行った様子をお伝えします。