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ひでGのこだわり映画館

さすがなハリウッド映画!安定の面白さ、
エンタメのツボを知り尽くしてますね。

① ツイスターズ
夏休みにピッタリなアメリカ映画のdisaster映画!

続編ではないんだろうけど、1996年の「ツイスター」とほど同じ設定。

「ツイスター」は公開時に劇場で観ました。牛やトラックが飛ばされたり、小屋の中で主人公たちが必死に竜巻に耐えているシーンは今でも覚えています。

ですが、あれを18年後にまた観たいか、と言われたら、そうでもないなあ、て予告編を見ていたんだけど、、
実家の近くのイオンシネマでちょうど良い時間帯にやっていたので、あまり期待しないで鑑賞しました。

結果、すごく面白かったです。
前作同様、竜巻を追っているグループが主になっているんだけど、竜巻を人工的にちいさくしようとする研究グループと、youtubeグループが絡んで行くという設定が、今日的にはハマっていて良かったです。

さらに、今までのdisasterやパニック映画の中で、ほぼほぼ悪役か、お邪魔役でしかなかったyoutubeグループが今回は意外に後半、ひっくり返っての活躍ってところも工夫があって、面白かったです。

話としては、調査や動画を上げるという利益的な目的から、竜巻に襲われる町を救え!と人命救助に入っていく所も前作よりブラッシュアップされていると思いました。
避難した映画館が破壊されていく場面など臨場感も凄かったですね!

そして、この映画一番の売りポイント!主演の2人が本当に良い!

まずは、ケイトを演じるデイジー・エドガー・ジョーンズ!もうこの映画は彼女の宣伝フィルムと言ってもいいでしょう。
全編彼女が竜巻と闘い、過去のトラウマと闘い、新た仲間と協力していくさま、彼女が117分全部引っ張っていきます。 

美しくて、パワーがあり、ちょっと陰もある新しいヒロイン像、お見事です!一気に好きになりました!

それから、竜巻を追っているグループのリーダーのタイラーを演じたグレン・パウエル。
自由奔放なのに意外ときちんとしているそのギャップ、長年ハリウッドが作ってきたヒーローの系譜を受け継いでいる感じで、出ているだけで安心します。

2人を観ていると、映画におけるヒーロー&ヒロインの存在って貴重なんだなあって改めて感じました。

台風が本当に来てますね。disasterは映画だけで、実際には大きな被害が起きないようにと願っています。

②フライ・ミー・テゥ・ザ・ムーン

これは、安定のハリウッド映画!
いやあ、エンタメ映画としてまとめ上げるのが上手いなあ、ほんとに!

題材は、1969年のアポロ11号の人類月面着陸。遠く離れた極東の国、ニッポンの小学生だった僕も、この日のことは微かに覚えているくらいの世界的出来事。

あの人類史に残る偉業の裏であんなことが行われていたとは!というフィクション!

同じような題材で、「カプリコン1」があったけれど、あちらは完璧なフェイク作りの話。

でも、今回は、かなり濃く、細かく、いろいろ作り込まれている。
もし、全世界が注目し、アメリカの威信をかけて大プロジェクトが失敗したら、、
その保険としてのフェイク撮影、

それらをプロデュースする広告会社のスカーレット・ヨハンソンと、NASAのロケット責任者の元宇宙飛行士のチャイニング・テイタムの対比が実に面白い。

単に対立するだけでなく、時には協力し合い、さらにはお互い惹かれ合うのだが、
フェイク撮影が発覚して、、、

アポロ計画には、単に現場の努力だけでなく、国家的な後押し、つまり政治力や国民の後押しが必要になってくることを本作で改めて知った。
現場が良くて、損得の計算が悪いなんて一方的な描き方をしていないのも本作のふところの深さ。

ラストも実にウィットに富んでいて、作り手さえ、ホンモノとフェイクの違いが分からない点など、現代的視点も、薬味が効いているし、彼?の使い方も上手い!

エンタメとしての面白さを担保しつつ、いろんなことをさりげなく散りばめてある、
(僕が最近観た)ハリウッド王道作品の中では、かなりの出来栄えで、大満足でした!

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