秘密のアルバイト
ちょっと怖い過去に体験した話を投稿してきましたが
少し怖い話は、お休みをいただいて
仕事系の話をしていきたいと思います。
実は・・・
本業の他に、副業をやっています。
結構いますよね。
所謂ダブルワークというやつです。
結構ながくやっていまして、
警備業(ガードマンさんってやつ)をやっています。
そこでの、面白話や、体験談などを今回は書きます。
みなさん 馬運車って解りますか?
読んで字の如く、馬を運ぶ車です。
ここでのお話はT競馬場でのお話です。
競馬場では、レースに出走する馬をトレーニングセンターから運搬します。
(トレーニングセンター略してトレセンは美浦と栗東があります)
このT競馬場では近場(美浦)のからの運搬の場合は当日朝、
遠い場合(栗東)から前日の昼から夕方にかけて、
馬をこの馬運車に載せ厩舎に運んできます。
(一台に4頭位載せてきます、そうではない時もありますが)
T競馬場でレースが開催される際の馬運車の誘導をやっていました。
(やっていましたと書いたのは、この仕事は辞めているからです)
この馬運車を、
一般道から厩舎に入れるのと、
厩舎から一般道に出すのが
メインの仕事でした。(他にもありましたが・・・)
レース開催日の東京競馬場の厩舎の朝は早いです。
(私は、4時45分位には現場に到着し準備等をしていました。)
土曜の朝は近場から(美浦)からやってくる馬運車は、6時40分位から
第一便が到着します。
(多い特で50台位の馬運車がやってきます。)
どんな有名な馬も当然厩舎に運ばれてきます。
上で書きましたが、一般道から厩舎に入れるという点と
厩舎から一般道に出すというのが曲者で、
当然、通行者や車が往来します。
朝早いとは言え往来がある訳です。
(ランナーや散歩の人、その他の人、車で通勤する人、他の車が・・・・)
レース前に運ばれてくる馬を載せた馬運車は、極力ブレーキを
掛けさせない様に誘導を試がける必要があります。
(理由は、レース出走前の馬に怪我をさせると金額損失になるからとの事)
馬運車にも大小サイズの異なるものがありましたが、
ここでの誘導はとても大きなサイズの馬運車で、
入庫の場合は、対向車線と歩道を一旦通行止めにして
厩舎にいれる必要がありました。
ここで、悶着が起きることがしばしばありました。
先を急いでいる車が、通行止めにしたために怒って怒鳴ってきたり、
歩道を歩いてくる人が静止を聞かず馬運車にブレーキを踏ませたり、
自転車が静止を振り切り馬運車にブレーキを踏ませたり、
私としては極力どちらも(馬運車も通行者/歩行者/自転車)、止めたく
はないので、タイミングを計るために苦心をしていました。
(対向車線を走る車はしょうがないのですが、歩行者や自転車
の人は極力止めない様にしていました)
それでも、止めないといけないタイミングはあるので
そこは、もう全力で声がけと身振り手振りで伝えていました。
まーそこまでしなくて、馬運車の運転手さんは運転がうまいので
この誘導がなくても厩舎には入れるとおもうのですが(笑)
(それは出庫の時も同じかも(笑))
朝はこんな感じで40分から1時間程度をかけて厩舎に入庫します。
これが朝いちばんの仕事です。
少し、この誘導について触れておきます。
この誘導を行うのは最大4人、最低3人で行います、
出庫の時は、それぞれの車線の車を通行止めにする人「2人」
馬運車を誘導する人「1人」の計3人で、馬運車を誘導する人が
通行止めにする人に指示をだし連携をしながら出庫させる
という事をします。
レースに出た馬は当然の様にトレセンへ帰っていきます。
(夏の場合は、そのまま放牧で北海道とかに行く馬もいましたが)
レース終了後は検査等を経て、早い馬運車だと11時位から出庫していきます
入庫はまとめてですが、出庫はばらばらに帰っていきます。
さて、ここで厄介なのが、朝に比べて車、人の交通量が爆増している点と、
土曜日は次の日に出走するための馬を運んでくる馬運車の入庫が出庫と
重なるタイミングがあった場合でした。
この状態で馬運車を出す訳です。
車や人、自転車の往来がなければ簡単ですが、交通量が多い場合は
この隙をついて馬運車の様な大きな車を出庫させるので、
なかなか大変でした。
なかでも一番大変だったのは、大きいレース後の出庫でしたね。
当然競馬に車でくる人は近くの駐車場に車を止めるので、
帰る車、
通行車
車に乗り込むために駐車場へ向かう人、
近くの人
などがメインレース後や、最終レース後にこの道を通る分けです。
その間を縫って、通行者を止め、車をとめ、信号のタイミングを見計らい
出すという事をしなけばならず、なかなか大変でした。
ですが、
これがこのバイトの一番のだいご味でしたね。
大きな車(馬なら最大6頭入る大型車)を、沢山の歩行者の間を縫って
出庫させるのは、結構な快感だったりしました。
この誘導でのとても印象に残っているエピソードを一つ
※この話は知っている人が見たら身バレしてしまうなぁ
あれは、何年だったかは忘れましたが、JC(女子中学生ではない、ジャパンカップです)のメインレース後の出庫だったと記憶しています。
ものすごい歩行者と車が通行している中、馬運車の出しが重なってしまい、
誘導のために馬運車を停止させていた際の事でした。
私は馬運車誘導のポジションで配置に入っており、
馬運車を止めるために馬運車の前にたっており、歩道のすぐ脇にいました。
そんな、私に一人の年寄り(酔っ払いが)近づいてきました。
どうやら、競艇で大損したらしく(T競馬場の近くにはT競艇場あり)
なになら文句を言ってきました、覚えているのは以下のやりとり
※よ(よっぱらい)
よ:おお おめー競馬かぁ
私:いえ、交通誘導員ですが
よ:おお おめー競馬かぁ
私:いえ、交通誘導員ですが
よ:なにやってんだ
私:車止めてます
(馬運車の方を向き、無視しようとした)
よ:おめー 無視すんな
私:いま、馬運車誘導中なのですいません
よ:おめー 無視すんな
私:馬運車を誘導したらお話聞きますから
よ:しらねぇよっ
※こっちがしらんわ
・・・・
馬運車の誘導を止める訳にはいかないのでその場から移動もできず
この後はなにか、競馬は気に入らないから競艇やってるだとか
今日は大損しただとか言っていた様に思います
この後3分位絡まれる(体感的には10分ぐらい)
しかも、沢山の人が往来していた
※何の羞恥プレイだ
しかも、厩舎の人もだれも助けに来ない > <
結局、いろんな暴言を私に吐き、満足したのか立ち去っっていった。
この間、チャンスがあったが馬運車もだせず
人間不信になりました(笑)
こんなこともありましたね。
私的にはこの仕事は好きだったのですが、
いろいろあり辞めてしまいました。それは別の機会に書くかも
あんまり面白くなかったかもですね(笑)
競馬をやっている人は、こんな仕事をやっている人もいるんだ
程度に知ってもらえたらと思います。
※当時のバイトを思い出せました、
あまり楽しくない記憶でしたが・・・
今日はここまで、またバイトの話を書くかもしれません
乞うご期待。
期待してないか(笑)
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