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■ちょっと怖い体験話3rd(社会人編)

昔、体験したちょっと怖い体験をまとめてみました。

学生時代は何度か怖い体験をしていた私ですが、
就職してからあまり、体験をしなくなりました。
学生時代の様に、そういった場所に行かなくなった事が一番の要因だと考えています。思えば、23歳位を境にあまり体験しなくなった様な気がします。

この話は就職してから12年、忙しく仕事をしていた時分に体験した少々怖い体験です。

少し体験当時の背景をお伝えします。
体験当時、私は某半導体メーカーの子会社で組み込みソフトウエアを開発していました。(いまはこの会社を辞め(早期退職で)転職をしています。)
この時は、某有名企業S社に出向し、この時点で1年半ほど仕事をしていた時期です。
結婚し5年、2子目を妻が妊娠し里帰り出産のため長男をつれ実家に戻っていました。(次男がうまれてすぐ位の時期でした)
アメリカのテロ事件があった年の11月位、もう23年近く前の話になります。
前年に広めの家に引っ越しをしたばかり(確か引っ越しから1年半位)
仕事が多忙でほとんど家には寝に帰るみたい感じが数年つづいた時期の話です。

この話のお題をつけるなら、そう、「緑色の服の人が切欠で・・・」

それでは・・・・

●緑色の服の人が切欠で・・・

体験当時、私はとある企業に出向に行っており、そこでソフトウエアの開発を行っていた。当時、一世を風靡した家電の開発を行っていました。
出向先は品川にある某有名企業、そこの29階にある部署で後輩のH君とともにソフトウエアの開発をしていました。

このH君、かなりの霊感をもっている様でその手の話も私は聞いていた。
※彼は、会社の寮住まいだったのだか、この寮がまた、出るらしく、複数の幽霊がいたんだとか・・・・
そのうちの一人は子供の霊で、その寮でよくうろうろしていた浮遊霊らしく、ほぼ毎日視ていたとの事を当時、話をしていました。

背景で話をした様に、引っ越しして1年半。ちょっと古い4DKのマンションをリホームして3LDKにした、おしゃれな内装の、最寄りの駅から徒歩2分という事で引っ越しを決めたマンションの1階に住んでいました。
ただし、部屋番号が109号室、前には小さな公園がある立地、最初は何事もなく、時が流れる・・・・

妻と長男は、里帰り出産のため実家に帰っており、私は独身を謳歌していた。(まー、連日残業で終電なので 帰って寝るだけなのですが(笑))

たしか、ソフトのリリースがあり、一旦仕事が落ち着き軽く飲みにいった時だった記憶が・・・・
(この企業には、私とH君を含め4人出向していた。4人で打ち上げとしゃれこんだ訳である)

まー 雇われサラリーマンなので、会社の悪口やら、上司の悪口やら、出向先の客の悪口やらで一通り盛り上がったあと、

H君から変な事を聞かれる。
「身内で緑色の女の人いる?」
「身内にトカゲはいないけど!」
冗談めいて答える
緑色の服が好きな人
「? なんじゃ、そのパンシロンのコマーシャルの緑ちゃん見たいな人 知らんわ!!」
※当時のパンシロンのコマーシャルに緑と名乗る緑色の服を着た女の子が出ていた。(笑)

この後、H君より以下の話を聞く

どうやら、出向先で出没している幽霊との事で
私にくっついているらしいこと

かなり若い女性(20代に見えるといっていた)らしいこと

今(飲んでいるこの場)にはいないが、

出向先で
・タバコを吸いに喫煙室にいくとき
・自販機にいくとき
・トイレに行くとき
・打ち合わせで他の階へ行くとき

など、必ず私についていくとの事。
但しこの会社からは自宅にはついていかない様子といっていた。
会社限定らしい

H君と私の席は、1つ席をあけ、隣なので私の動向は手に取る様に判る訳である。
当然、私に憑いている緑色の服を着た女性の幽霊の動向も・・・・

特になにか、悪さをする風もなく、表情もにこにこ(*'▽')しているとの事でしばらく言わずにいたのだとか・・・・
しばらくっていつからだよ(# ゚Д゚)

こんな話を聞いて、この日は家に帰る。

それから、・・・・・
しばらくたった頃(1週間位だったかなぁ)

夜中、ぱちっ ぱちっ
お風呂場の方でラップ音がするようになった。
※実はこれまでもしていたのかもしれないが、気が付かなかった

この家の間取りを説明すると
玄関を入りすぐ、右手にトイレ、左手にドアがありリビング、トイレをはさんで風呂という間取り。
(もう少し説明すると、公園の上り口が目の前にありその正面がトイレという立地)
引っ越しをしてきた当初は気にならなかったが、どうも、緑色の服を着た人の話を聞いてから家に何かがいる気配を感じる様になった。

終電で帰ってきて、帰宅後どうにも気味が悪く、駅前のコンビニで半紙と塩(赤穂の塩 高い方が効くと思った(笑) )を買ってきて、キッチンにあるテーブルに盛り塩をした。
※この日は火曜だったか、水曜だったか

翌日、朝 7時

なんとっ

さらさらだった塩が、
水を含ませたようにびしょびしょになっており

かつ

塩の周りに右手の5本の指先の痕がついていた。
つい先ほど触ったかの様にびっしょりとなっていた
(びしょびしょの指で半紙を上から押さえた様な感じといえば情景が浮かぶでしょうか)

存在をアピールするかの様に

そして

そんな事(盛り塩)をしても無駄だと言っているかの様に

そっこー 会社(出向先)に出勤し、H君にこの事を話す。

そして、家に来て何が見えるか診てほしい旨、頼みこみ承諾を得る
その日はほとんど仕事が手につかず終業した。
たしか、終電ではなく21時位の早めに退社したと思う。
22時位にHと共に自宅へ向かう。
労いの意味をこめ、駅横のコンビニでビールやらつまみやらお弁当やらを買い、自宅に向かう。
自宅に到着、H君は到着後すぐ、トイレを借りたいといってトイレに行ってしまう。

5分、10分 まったく戻ってこない
トイレにいった後、帰ってしまった様だった。

携帯に電話する。
出ない。

10分後 また、電話する、今度は出た。

「どうしたん」
「もう、自宅近くのXX駅、今日はごめん、明日話す」
※彼の最寄駅と私が利用する駅は同じ沿線で7駅位離れた場所
すでに、帰ってしまったとの事。

「なんだよっ」と思いビールをかなり飲みその日はそのまま寝る。

翌日、話を聞く、詳しくは話してくれなかったが・・・・

「公園からなにかが来ている」

トイレに入って、そのまま帰ったのはそのためであったとの事。

それ以上はなにも話てはくれなかった。

よほど気持ちの悪いものを「感じたか」「視たか」「その両方か」、

立地と間取りを思い出してください。

この家のトイレは公園の出入り口の真正面。
トイレとお風呂場は壁を隔てて隣あわせ。

あの音は、
風呂場ではなくトイレでしていた事にここで気が付く。

盛り塩は怖いので、それ以降は辞めた、日本酒とかも考えたが
もし、苦かったりしたら、とても怖いので辞めた。
極力、夜、家にいない様に後輩の家(会社の寮)を泊り歩いた。
この出来事から一か月後、現在のマンションを購入し引っ越しをしました。
(里帰りから子供達と妻が戻ってくるまでにマンションの購入は間に合わなかった。)

流石にそんな環境に住むことはできなかった。

これを書いていて思い出した、
そう、当時3歳の長男が空中を指さし、「目がある」と、たまに言っていた事があった。
子供だから、そんな事もあるさぁ 位に妻と話をしていたっけ。
今思い返すと、実は何かが見えていたのでは?
(子供って見えるっていうじゃないですかっ。)

現在の家とそのマンションは以外に近く、当時たまにそのマンション前を通る事があった、今は入居しているようだが、当時はしばらく空き家になっていた(3,4年)ぐらい。
癇のいい借り手は、多分あの部屋は「やばいっ」て気が付くのだろうなぁと思いました。
(別に事故物件とかではないです、某サイトで調べました。)

その後は、特に購入したマンションではなにも起きてませんご安心ください。
ただ、マンション購入後3年足らずで名古屋へ転勤になるとはこの時は思いもせず・・

気になるのは

あの日、H君は家で何を診たのか!!
そして、あの緑色の服の女の人の正体はなんなのか!!
※H君はその後会社を辞めてしまって、今では付き合いがないので聞けずじまいです。

この2点です。

私なりの考察

多分、家での心霊現象は、公園から家のトイレとお風呂場を抜ける通り道(霊道みたいもの)があったのではないかと推察しています。

緑の服の人は、たまたま、私が気に入ってついていた霊なのではないかと推察しています。(いまでもついているのかは不明ですが、昔から後輩女子(学生時代、会社に入ってからと)に妙に懐かれる体質の様で、その類ではないかと思っています。)

ただ、緑色の服を着た女の人の話をH君が切り出すタイミングがあまりにも絶妙で、実は、この緑色の服を着た女の人が、私を助けてくれたのではないかとも思えてくるのです。

皆さんはどう思います?

今日の話はここまで

また、短い体験談をまとめて投稿しようと思っています。

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