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比嘉秀仁という麻雀プロはなぜリーグ戦にこだわるのか
あけましておめでとうございます。
比嘉秀仁です。今年もよろしくお願いします。
だいたい16年くらいでやっとCリーグからBリーグへ昇級です!!!
— 比嘉 秀仁 (@hidehitox_higa) December 28, 2024
やったぞ!!!!!!!!
比嘉秀仁はBリーガーになりました https://t.co/1GuQcbJpDX
去年の暮れに日本プロ麻雀協会のCリーグの最終節がありまして、私はC1リーグで昇級を決め、次のリーグ戦(4月開催)からはB2リーグになります。たくさんの声援とお祝いの言葉をいただき、恐悦至極です。応援していただいた皆様本当にありがとうございました。
私が日本プロ麻雀協会に入会したのが17年前。2008年。
最初にリーグ戦に参加したのがC3リーグ。その最初のリーグ戦で1位昇級しました。そこから17年、ほぼずーっとCリーグ(C3~C1)を行ったり来たり。数年前(2020年)に関西リーグのシステム変更により独立リーグ化し、通常のリーグ戦は基本的に本部(関東)のみになり、そこからは東京へ通うことへ。基本的にはリーグ戦の交通費は自費なので、一回往復するのに結構痛い。
長い年月が経つうちにリーグはDどころかFリーグまでできていて、一時期Cリーグからも落ちてDリーグで燻っていた時期もあり、東京に行ってボコられて降級して落ち込みながら関西へ帰る、なんてこともありました。
そういったいろいろなことを経て、ついにBリーグへ。
勿論去年一番嬉しかったことです。
なぜそんなに嬉しいのか。なぜそんなにお金を使ってまで、遠くまで通ってまで、リーグ戦にこだわるのか。
私はネット麻雀もよくやっているのですが、ネット麻雀をしている人たちはもしかしたら不思議に思う人もいるかもしれません。
リーグ戦はネット麻雀のプレイヤーからしたら「短期戦」です。
長いリーグ戦で決定戦を含めても100戦(半荘)も行かず、最も短い半期リーグは20戦(半荘)。
本当の実力がわかるのは数千戦以上、と言われています。
麻雀というゲームの仕組みを考えるとその話には頷くしかありません。
こんな「短期戦」で勝ったの負けたのやってるのって、ネット麻雀でやっている人たちにとっては狂気の沙汰なのではないか、と思うこともあります。
…それでもやはり、リーグ戦で勝つのは嬉しい。
現在リーグ戦に参加している麻雀プロはある程度この気持ちは共有できていると思っています。勿論全員の気持ちを確かめたわけではないですが。
人間の生きている時間は「有限」で、自分の生活の中で仕事などで時間が占められていく中で、あらゆることに優先してその時間を作り、その時間で各々が真剣になってぶつかり合う。しかもそれが自分が一番好きな麻雀というゲーム。
たくさん時間を使って真の実力を決めるネット麻雀も好きなのですが、同じくらいにあまり多くない「有限」の時間の中で真剣勝負に臨む、その楽しさが私は好きです。
「美しさ」でも、なるべく長い時間その「美しさ」を楽しむ絵画や彫刻などがあり、一方で花火など一瞬で消えてしまう「美しさ」というのを楽しむものもあるわけで。楽しむということにもいろいろ形があるということです。
私はそういう濃縮された短い時間を楽しむのがきっととても好きなんだろうと思います。そもそも人生って長いようで短いんだろうってこの歳になってますます実感しています。こんなにも時が流れるのは早いのですから。
時間は「有限」です。
だからこそ、自分が今一番心を注げることがあることに喜び、その時間をより楽しめるようにしていきたいと思います。
元日からただのお気持ち記事を読んでいただき、ありがとうございました。
要は、今年もたくさん楽しむぞ、そのために頑張っていこうという決意表明みたいなことを書き記したかったのです。
今後も応援よろしくお願いします。
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