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2024年11月佐々木部屋(11/26 up)

サロン専用日記こと佐々木部屋です。近況や最近の現場の話、練習メモなどを徒然なるままにお伝えしていきたいと思います。


11月26日

小型AGボード完成!

僕の場合アコギはアコギアンプ等は使わず、ラインの音をPAに送ってモニターに返してもらうスタイルでやってます。ここで前提として、アコギのラインの音って生音のおいしさはかなり失われた、言わばペラペラの音になってしまうのが一般的で、アコギ内部にピエゾだけでなくマイクもあってミックスできる、みたいなやつ(僕のCole Clarkはその仕様)でもやはり手放しで大満足というわけにはいかず。プリアンプやあの手この手で補正して生音に近づけるわけですね。(ちなみにマイク録りできれば一番良いですがバンドだとハウっちゃって難しい)


さて、小さいアコギボードを作ろうと思った動機ですが、僕の場合ライブはアコギ単体よりEGと持ち替えって現場が多くて、AGボードが大きいとステージ狭くなるってのと、EGとAGで弾く向きが変わっちゃって譜面とか見栄えとか色々ありまして、まぁ今の半分くらいのサイズに収まったらいろいろハッピーだなとかねてより思ってました。

左がEGボード、真ん中がいつものAGボード、右下が仮組み中の2ndAGボード

で。普段メインのAGボードがツアーで旅立ってるときにはGT1000COREを一台アコギ用にしてるんですが、それでマルチ一台取られちゃってるのもなんだかなーと(あとGT1000COREはXLRアウトがなくて、いつもPAさんに「すいませんDI借りていいですか」って言うやりとりがめんどくさいなっていう笑)

同時並行しているもう一現場足元。まぁGT1000COREこのサイズでコンプ、プリアンプ、ブースター、IRローダー、ディレイ、リバーブ、チューナー入ってるんだから激強なわけですが笑
GT1000COREは真ん中をチューナー(&ミュート)、左をブースター、右にディレイを配置してます。VOLペダルはなくても割と大丈夫だったりします(欲しくなったら繋ぐ)。AG用にInput Gainは+15dBに設定。1ノブをDeley Tapにしてます。こちらも使い方ご参考にしていただけたら!


そんなわけで現在の僕のAGボードはそれぞれこんな感じです。

アコギからまずプリアンプ、プリアンプのセンドリターンの間にダイレクト音とIR音をミックスした音がリバーブを通って帰ってきて、プリアンプのXRLアウトからPA卓へ

最初プリアンプとリバーブしかなかったんですが、IRを通すととにかく音がめっちゃ良くなりまして。で100%IRの音でやったら、単体だととても良いのですがアンサンブルにはいった瞬間吹き飛ばされて何も聞こえなくなりました(IRっていわばリバーブ成分なんで)。やはり適度にダイレクト音をミックスする方がよさそう、ということでラインセレクターでダイレクト音とIR音をミックスするスタイルを取っています(ダイレクト音:IR音の比は4:6くらい)。

※使ってるアコギ用IRデータはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/1sw11vJPne33Oh9aVFctduwD3aB31esgn/view

ACC JUMBO J200 02
ACC LAVA NYLON 01(EQで500Hz +2dB)
の二つを気に入ってよく使ってます♪




続いて今回作った省スペースボード。

今回初導入のNUX Optima AIRてやつが
・IR Loader
・リバーブ
・プリアンプ
・XLRアウト
を備えていたので、こいつに色々頑張っていただきます。使ってみてわかったこととしては

×チューナー&ミュートスイッチがない→ピーターソン導入
×リバーブはリターン後にかかるようにルーティング変更したいんだけどできなそう→ダイレクト音のリバーブは諦める

ルーティング変更はいずれバージョンアップで対応してほしいなー。あ、あと

×PCのエディターがすぐ落ちるwww

うちのMacとの相性が悪いのか…。とにかく自分の持ってるIRを入れるのが全然うまくいかない汗 ここは引き続き調査しますが、とりあえずは内蔵のIR使ってなかなか良い音作れたので、現場で使いながらデータとって行きたいと思います。とにかく小さくまとめれたのが嬉しい!

録音してみました。最初がダイレクト音のみ、次がIR音(+リバーブ)とミックス、さらにプリアンプONでだいぶ締まって良い感じになったかと♪



工作編。今回ペダルボードはできたら正方形(もしくは縦長)にしたかったので、今回箱はこちらにしました。

やはりトランポに預けるとなるとハードケース必須。とはいえコンパクトサイズのペダルケースってなんか良いのないなーと(いわゆる昔からあるペダルケースのやつって縁が邪魔してケーブルささらないw)。いろいろ探してたら「ハードツールケース」にたどり着きました。コレにぴったり入るボードを作ればOK。

内寸約28×26cmなので、ボードはいつものホームセンターで板厚9mmの板を27.5×25.5cmでカットしてもらい、角はのこで軽く落として、裏に滑り止めのゴム足、表に面ファスナーを貼れば完成。届いたケースを見てみると底面の端が5mmくらい斜めになっていたので、高さがあるゴム足を底面に貼ることで、ボードが淵までサイズぴったり安定して入ります。

超ぴったり!!
これでトランポにも安心して預けられます

AGボード制作記でした♪


11月12日

絶賛森口博子さんリハな日々なのですが、リハの休憩時間にPAさんにお願いして、実際にアンプを鳴らしてマイク録りしたものと、ほぼ同じアンプをキャプチャーしてNanoCortexからライン出しした音で、PA卓で録音された音はどれくらい差があるのか検証してみました♪

NanoCortexのリグは以前僕がQuadCortexでキャプチャーしたDivided by 13 FTR37のクリーントーン。アンプの方はDivided by 13 LDW17/39をゼンハイザーe906でマイキングした音です。歪みペダルはOvaltone CFP、ギターはIbanez AZ(SSH)です。

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