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体験の価値
自分の身体が不自由になった姿を想像してみてほしい。
そのとき自分が何に価値を見出してどうされた時に嬉しいか。自分を理解してくれる人が回りにいるだろうか。どんな風に過ごしているだろう。
それが今僕たちが提供しているサービスなのである。
もしも身体が不自由になり、今の日本の福祉サービスを使うことになれば、介護保険サービスか障害福祉サービスを使うことになる。そして住居系と通所系の両方のサービスを使うとなると生活のほとんどが福祉サービスになる。
もし僕がそうなったらたくさんの体験をさせてほしいと思う。
自分ができる仕事を与えてもらい、遊びにも付き合ってほしい。美味しい食事を提供してほしいしコーヒーも出してほしい。
たまにはお酒も飲みたいし、Wi-Fiも繋がっていてほしい。お風呂は毎日入りたい。
週末はどこかに連れて行ってほしい。雨ならばショッピングモールやドライブとかもいいね。気の合う友達がいれば最高だ。
これは贅沢な要求だろうか?ほとんどの人の日常ではないだろうか?これが僕たちのやっている仕事、介護サービスなのだ。
これを自問自答してチームで一緒に考えての繰り返し。
その結果としてご本人やご家族から、心から「ありがとう」と言われればいい仕事をした証だ。とてもシンプル。
だから想像してみてほしい。自分が何に価値を見出してどんな風に過ごしているだろう。目の前のご利用者も対して変わらない要求をしているだろう。
これが僕たちの仕事で特別な能力や才能はいらない。
今日は天気がよくて暑すぎず、気持ちのいい日曜日だ。