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妻に謝ったこと(の中の一つ)

SE(前々職)を辞めた時、有給消化期間に元同僚(管理職、女性)と食事に行く機会がありました。

その時にその人から聞いた話。

以前、部下に
「細かいところまでいちいち指摘されるあなたのやり方では、仕事が楽しく出来ない」
と言われ、
「楽しんでいて仕事が回るわけないでしょ!」
と怒っていたら、
自然と涙が出てきてしまい、部下も、泣かせてしまったことに驚いて変な空気になってしまった事があり、それから仕事の仕方も変化したそうです。(簡略表現しています)

その同僚は、昔同じ部署だった時に論理的なフィーリングというか細かさが近しく、やりやすいと感じていた人。(勝手に自分が思っていたことですが。)

似すぎてて驚いたのですが、私もこれとほぼ同じ事を経験していました。


子供が0歳の頃、家事含め子供の環境のことで良く妻と揉めました。

例えば、
子供の寝かしつけの為の指南本を買ってきて速攻で読み、当然嫁にも読めと押し付ける。
そして、凄く簡単な事で本の通りに出来ていないと
「これについては○ページ○行目に書いてある。これは簡単に出来ることだ。何故これが出来ない?」
と問い詰める。
妻は大雑把で、本の通りに行動するのとかがニガテでした。
これは揉めるもとにしかならかったので、イライラしながら本はしまって目に入らないようにしました。

そんなようなことを繰り返して、ある日妻が
「そんなやり方してたら子育て楽しくないじゃん・・・」
と言い出し、
「楽しいだけなワケないだろ!!」
と被せぎみに怒る…(これ、書いててオエッ(ノД`)てなる・・・)

前述の同僚はここで自分が泣き出しています。
私は泣いてはいませんでしたが、この時の心境を思い出すと、特に子育てに関して焦っているというか、正解が一つしかなく、そこから外れたら大変だ、といった追われていたような感覚があります。


①しっかりと管理され、理想とされる睡眠時間を確保され、食事も良いものだったりと、「物理的に」良い生活をさせられてるが、いつも母親が悲しい顔をして疲弊していて、父親がたまに母親にキレている。

②あまり管理せず、生活リズムは崩れたりして、「物理的に」あまり良くないとされる状態もあるけど、両親が仲良くいつも楽しそうに生活している。

どっちが幸せよ?

私が子供だったら②しかありません。
全部兼ね備えていれば良い、てのもありますが「物理的に」って部分は、最早つけてる腕時計くらいの価値しか感じません。

まー、こんなことは妻含めて頭で考えずに最初っから答えなんて分かってる人が普通なのかも知れませんが・・・

当時は心の動き、影響なんて排除すればいいと思っていたので①でした。(排除出来るワケないのにw)

※元々妻であろうと他人には干渉しない主義だったので、子供を持つまでは妻がどれだけ適当な生活をしていても気にしたことが無かったのですが、子供という共通のテリトリーが出来て、急に自分とは全く異なるやり方で入ってこられたので凄く荒らされている感じがして、修正することに躍起でした。

それから・・・

考えも改めホントに心の底からそーゆうのを気にしなくなって、コウルサイことも言わなくなって、二人で楽しく子育てをするようになってしばらくして、、、

ふと気付くと、妻が自分で買った子育て本を読んで、あーだこーだ考えながら、試行錯誤してる!

この件に関係なく、ちょうど
「人を変えることは出来ない。全ては自分の受け止め方次第。受け止め方を変えるといいことが起こるんだよなー」
なんて考えていたので、あんだけやれやれ言ってダメだったことを自分からやり始めた妻に、本を読み始めた心境の変化を問いまくって、

うざがられましたw

勉強しなさい!
で勉強したくなくなるのと一緒で、当然っちゃ当然なんですけれど。

そんで、またしばらくして

妻にちゃんと謝りましたw

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