「データサイエンティストっぽい人」を生成AIで作ってみることで、圧倒的効率を実感した件
はじめに
いまや生成AIに関するニュースを聞かない日はありません。猫も杓子も生成AIですし、2023年は「ChatGPT」に代表される生成系AI関連の求人が増えてきているようです。
特に、画像生成AIを活用することで、簡単にオリジナルの画像を作成することができます。このnoteでは、これまで生成AIを活用して、プログラミングを書いてみたり、将棋に関する存在しない書籍を教えてもらったり、また違和感しかない画像を作ってみたりということをやってきましたが、今回はズバリ「データサイエンティストっぽい人」を作ってみるということを、生成AIにやってもらいました。
デジタルスキル標準でいうところの「データサイエンティスト」を「いらすとや」のイラストに当て込んでみるという取り組みはすでに行いましたが、今回はもう少し写実的な画像にしたいという狙いです。
本記事では、具体的にどのような方法で生成するのか?に関する実際の事例も取り上げます。画像を作成したいけれど、デザインのスキルがない方や、短時間で多くの画像を作成したい方にとって、画像生成AIは非常に便利なツールとなるでしょう。本記事を読んで、画像生成AIの魅力を知り、効果的に活用してみてください。
Leonardo.ai
いまや生成AIを無料で使えるところはたくさんありますが、今回はLeonardo.ai を利用しました。
ここは、プロンプトが英語のみであるものの、非常に多彩な機能を無料で使えるので、たまに利用しています。
「データサイエンティストっぽい」とは?
ところで、「データサイエンティストっぽい」絵を描いてもらうには、どうしたらよいでしょうか?
一つは、
何も考えず、プロンプトに「Data Scientist」と書いてしまう
というやり方です。後ほどの比較のため、最低限の特徴だけいくつか指定しますが、ためしに
35-year-old male, Wearing glasses, data scientist
とだけ打ってみましょう。
これがデータサイエンティストだそうです。そう言われればそうなのかもしれませんが、
どこが「データサイエンティストっぽい」のかよくわからない
と感じるのも正直なところです。
プロンプトに「っぽさ」を書く
もう一つは、
データサイエンティストっぽい条件を細かくプロンプトに書く
というやり方です。以前の記事で私は、データサイエンティストを以下のイラストに当て込みました。
要は、パソコンに向かう男性です。これをもう少し深堀してみましょう。
35歳男性
情報工学出身
部屋の中で
パソコンとスマホが2台ずつ机に置いてあって
ヘッドホンをしていて
壁に子供の絵やポスターが貼ってあって
眼鏡をかけている
そして、そこから以下のようなプロンプトを書いてみます。
35-year-old male, informatics major, house room, 2 computers and 2 smartphones on the desk, Headphones, Pictures of children on the wall, Posters on the wall, Wearing glasses
これくらい細かく書いてみるとどうなるでしょうか?
急にエンジニアっぽくなりました。
たとえば、このデータサイエンティストを女性に変えてみましょう。先ほどのプロンプトの先頭だけを「30-year-old female」に書き換え、残りはそのままで再生成してみると
このように変わります。
おわりに ~ 気に入るまでやれるのが強み
今回は、「データサイエンティストっぽい人を作ってみる」というお題でした。ポイントは
気に入った画像が出るまで生成しまくる
ということだと思います。
冒頭で生成AIの求人が増えてきたということを書きましたが、実は業務で利用する上での最も重要なポイントはここだと思うのです。すなわち
生成AIは「トライ&エラー」のコストがとても低い
のです。そして、これは画像だけではありません。たとえば、今回の記事の冒頭部分ですが、実はnoteのAIアシスタント機能を使っています。
もちろん、生成された文章をそのまま使う必要はなく
自分の好みに合うように編集することで価値を最大化できる
ようになります。
いずれにしても生成AIは圧倒的な効率を手に入れられます。ぜひ、皆さんも使ってみてはいかがでしょうか。
(おわり)