「データエンジニア」という職種
はじめに
以下のような記事がありました。
こんなことを書かれると
「おっ、ええやん。転職しようかな」
という声も聞こえてきそうですが、今回はこのデータエンジニアについて改めて整理していきます。
デジタルスキル標準における「データエンジニア」
ちなみに、IPAのデジタルスキル標準にもデータエンジニアというロールが規定されています。
有料部分に詳細の解説文を書きましたが、要するにバックエンドシステム開発やクラウドインフラ活用などのスキルを持ち、ソフトウェア・システム構築の実務がこなせる人材が務める職種であると言えるでしょう。
この職種は「昔からあった」
ところで、この記事を見たあと、「データエンジニア」について書かれた記事をいくつも読んでみたのですが、その結果すごく違和感を持ちました。それは
「このような職種、昔からあったのでは?」
というものでした。たとえば、先に挙げた記事では
と書かれていますが、
「いや、データを扱うってそういうことやん。機械学習に限らんやん。」
と感じたのです。
「データエンジニア」と「データ活用基盤」
データエンジニアについて考える時に、もう一つ注目すべきことがあります。それは、上記文中にもあった「データ(活用)基盤」と呼ばれるものです。これが何を指すかも様々ですが、たとえば、DX白書2023では以下の通りに示されています。
データエンジニアは本質的にデータ活用基盤を技術的に構築し運用する人のニュアンスが強く感じられますが、残念ながらデータ活用基盤はそれがあるだけでは意味がないので、現場とのブリッジパーソンとして
「データエンジニア」が基盤の活用体制までも守備範囲としていたり
する状況があったりもします。この辺がデータエンジニアの職種が広く求められている理由かもしれません。
おわりに
今回は「データエンジニア」について書きました。書いていて思ったのですが、データエンジニアについて書くためには、
そもそも「データエンジニアリング」とは何か?
をしっかり示していくことが重要であると感じてきました。今年はこのあたりついて学び、整理していこうと考えています。
(つづく)
おまけ
今回も「Adobe Expressで画像をつくる」機能を活用しました。今回は「テンプレート」を使いましたが、広告クリエイターっぽい画面だったので、データエンジニア風に変えようと試みました。うまくいっているかどうかわかりませんが…
2024.03.02追記
子どものうちからデータエンジニアを目指しておけばよかったという方向けに、小学生から「データエンジニア」を目指すための教育について書きました。