DX人材を考えるうえで最も重要なこと
はじめに
皆さんは、「DX白書」というドキュメントをご存じでしょうか?
このサイトでは、IPA・経済産業省が発行した「デジタルスキル標準」を読みながら「データサイエンティスト」の定義を解説してきましたが
今回は「DX白書」を読みながら、DX人材・デジタル人材について考えていきます。
DX人材を考えるうえで最も重要な取組み
DX白書では「DXを推進する人材」を以下のように定義しています。
そして、そのような人材に関する取組として最も重要なのは「人材像の設定・周知」と書かれています。
つまり、DXを推進する人材とはどういう人なのかを具体的に想定する必要があるということです。そして、「デジタルスキル標準」などのガイドラインは、そのような人材像を具体的に設定するためのツールだということができます。
それ以外に必要な取組みとは
とはいえ、これだけでは足りず、他に4つの取組みが書かれています。
人材の獲得・確保
キャリア形成・学び
評価・定着化
企業文化・風土
ただし、これらの施策は、概念としては共通でしょうが、
企業・団体によって、実際の取組みは大きく異なる
と考えられます。IT・デジタルが普段から身の回りにあるSIerとDXの取組みが始まったばかりの事業会社でも違うでしょうし、社員が数名の会社と数万名もいる大企業でも、実施する取組みは大きく異なるでしょう。
肝心なことは、これらの取組みのうち「できることから始める」のと同時に、しっかりと問題と課題を抽出したうえで、腰を据えて取組んでいくことです。
(つづく)
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