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#デジタル化するセカイ

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#メタバース

産業用メタバースについて解説 ~ 二つの方向性

はじめに私は、製造DX(工場DX)の仕事をずっとしてきて、2024年現在はそのような仕事を直接はしていませんが、たまにアドバイザーとして回答することはあります。 その際に、よくテーマとなるものの一つに「産業用メタバース(産業向けメタバース)」があります。 ところで、本文中には とも書かれています。これらの違いを改めて考えていきましょう。 前提知識産業用メタバースや工場内デジタルツインについては、昨年も一度考察しました。 その時の整理としては 「デジタルツイン」や「

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製造業のDXとは「産業用メタバース上でQCサークルのカイゼン活動」?

はじめに「工場DX」「スマート工場」などと呼ばれる取組みは23年度も引き続き力を入れて行われるようです。 この中で、目を引くフレーズがありました。 CPSとは“Cyber-Physical System”の略です。ずいぶん昔から利用されているフレーズですが、最近また注目されているようです。たとえば、以下のような記事がありました。 いまなぜこのフレーズが注目されているのか? 今回はこの辺りに注目していきます。 「CPS」「デジタルツイン」…昨日、今日の言葉ではないそもそ

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メタバースって、「“ユニ”バース」ではなく、「“マルチ”バース」と考えるのが当たり前ですよね?という想い

はじめに最近タイトルのようなことをずっと考えています。ただ、その話を周りの方に話してみるのですが、残念ながら 「そうなのかもしれませんね(何を言っているの?)」 というリアクションをされることがほとんどで、そもそも伝えたい概念が理解されていない気がしています。 今回は、議論の前に昨今のメタバースの話題を整理した上で、頭に思い浮かんでいる「マルチバース」という概念をなるべくシンプルに記述してみようと思います。 メタバースは単一なのか、複数なのかメタバースというフレーズは

現実と仮想現実の「境目」が溶け合い、なくなっていく世界

はじめに最近、メタバースというキーワードが世間を騒がせています。 メタバースとは「現実世界とは異なる3次元仮想空間」を指しますが、ここでは「現実」と「仮想空間」の境目が曖昧になっているという点で整理を試みます。 現実と仮想現実の「連続性」デジタル技術の進化と深化に伴い、最近は、現実空間ではなく仮想空間の世界が急速に拡大しています。さながら、SFの世界のように感じますが、仮想空間上に生きる「ヒト」がリアリティを持って生きられる時代は、もうそこまで来ていると思うこともあります

現実と仮想現実の「融合」 #一枚絵図

現実と仮想空間の「連続性」 #一枚絵図