『良い事をすれば神様が福を下さり、悪い事をすれば地獄に行く』は統一教会の教えではない
『統一教会員の間違い』も、今まで18の記事をアップしてきました。また、ナンバーを振っていない記事も一つ、アップしています。
今回の題にあえてナンバーを振らなかったのは、今までの私の記事を読めば、この題の意味を理解をしてくださる、と思ったからです。本来であれば、このような内容を書く必要もないのですが、はっきり書かなければ理解してくださらない教会員が多いと感じました。
文鮮明先生が説いてくださった『統一原理』とは、いったいどういうものなのでしょうか。ある先輩と話すと「打倒共産主義」の話ししか出てこなかったり、また違う人と話すと、子供が悪いことをしたら「地獄へ行くぞ」と話していたりと、本当に何を学んできたのだろう、と思ってしまうのが現実です。
統一教会の教えとは、主に「創造原理」、「堕落」、「復帰」、そして「再臨論」へと繋がっていく、というのが基本内容です。人間はアダムとエバの人類始祖の『堕落』によって『エデンの園を追い出された』ところからの出発となり、その子供のカインが弟のアベルを殺害するという、「殺人事件」から罪を積み重ねるという、泥沼の路程となってしまいました。
ユダヤ教の「救い主」とは、まさにこの内容を『元に戻し』て、エデンの園、つまり天国へ戻っていこうとする内容であり。また他の宗教においても、基本的な内容はほとんど変わりません。端的に言えば、
人類は現状、地獄にいる
と言える訳で、それをどう元の天国へ帰るか、というのが宗教の基本のはずです。私達の人生は、全てがこの路程の途中の内容であり、
自らの失敗により神から離れてしまった我々は、神の元へ完全に戻るまでは神様は福を与えることができない
というのが真実なのです。
それを理論的に体系的に説明している内容こそが「統一原理」であり、なぜメシアが必要なのか、メシアの使命とは何か、そして人類はどう天国へ戻れるのか、をきちんと説明しているのは統一原理しかない、と私は思っています。
それなのに、です。それを学んだはずの統一教会員の中に、こういう題の考えをする人が、なぜ一定数いるのでしょうか。たくさん献金をすれば「問題が解決する」だとか、結婚前に異性と関係を持ったら「地獄へ行く」だとか、そういう本来の教えとかけ離れた話をする人は、本当に文鮮明先生の教えを学んだのでしょうか。
私達が生きている間にしなければならないことは『蕩減』の『復帰』であり、そして神様が創造された完成図の通りに『完成する』ということ以外にはありません。それこそが統一原理の神髄であり、間違った人類が正しい道へと戻ることこそが、我々の使命なのです。人間が勝手に考えた「良い事」「悪い事」に振り回されて、「私が正しい」「あいつが間違いだ」と争う事に、なんの意味もありません。まずは
私自身が全き人となり、全き人同士が結婚し家庭を築き子女を得ること
それこそが私達にとって最も重要なことのはずです。そうでなければ、世の中に統一教会の教えが正しいことを証明することなどできない、と私は思います。世の中の人に「反社」などと呼ばれる時点で論外だ、と私は思ってしまいます。
まずは今の私の状況を見つめなおし、正しく生きるとはどういうことなのか、と統一教会員一人一人が問い正して欲しい、と私は思います。
あなたを見ると、まるで神様を見るようだ
と言われる一人一人になって欲しいし、私もそうなるよう努力し続けたい、と思う毎日です。