閉園するみさき公園の広告~ワクワクする広報~
こんばんは。
僕は大阪の南を走る南海線という電車のユーザーなのですが、南海なんば駅に出ている「みさき公園」の広告が面白いなぁと思いました。
「みさき公園」は、大阪府泉南郡岬町にある都市公園で、南海電気鉄道(南海)が創業70周年記念事業として1957年4月1日に開業しました。遊園地・動物園・水族館が複合した施設で、和歌山県にあるアドベンチャーワールドと類似しているテーマパークです。
しかしながら、みさき公園の運営は赤字が続いており、具体的には毎年3億円規模の赤字が出ていたそうで、残念ながら2020年3月31日をもって閉園することになりました(T-T)
通常であれば「閉園のお知らせ」や「楽しみにしてくださっていた皆様にお詫び申し上げます」のような堅苦しい書面が提示されたり、「今までありがとうございました」的な広告が出ると思うのですが、みさき公園は閉園を逆手にとった広告を打ち出してきました。
それがこちら!
そう、『卒園証書』です…!
遊んでくれた一人ひとり(お客さん)はもちろん、イルカやメリーゴーランド、パンダの乗り物など様々な園内の担い手にも卒園証書が出ていて、もはや感動もの。
残念ながら僕は一回もみさき公園に行ったことはないんですが、それでも「おおっ」ってなる素晴らしい広告でした。
広告はいかに人の目にとまるかということと、人に面白い・興味深いと思わせることが重要やと思うんですが、そういう意味ではこの広告大成功ちゃうかなと思います。
実はみさき公園の面白い広告は以前にもありました。
それがこちら!
昨年プール営業中止をしていたのですが、それも逆手にとり『親子水入らず』という演出をもって乗り越えました。
この時もオモロい広告やるなぁ!と感動した覚えがあるので、鮮烈でしたね。
何をどう人に伝えるのか、より多くの人にオモロいと思ってもらうにはどうすれば良いかというのは難しいですが、みさき公園のように逆境をむしろネタにすることでワクワクした面白い、楽しい広報・広告が生まれるというのは学びになりました。
DxPでイベントのMTGをしていたり、何か新しいことをやろうとしているときに思うことなんですが、やっぱりつくり手側・売り出す側がアイデア出して発想しているときからいかにワクワクするかって大事やと思います。
これをやったら自分もワクワクするし、見てくれる人とか参加してくれる人の反応が楽しみだ!という、そんな感覚を忘れずにやっていきたいです☺️
みさき公園、素敵な広告と学びを届けてくれてありがとう!