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2020年を振り返って。

気付けば早くも大晦日。
皆さん、今年も本当にお世話になりました。一人ひとりの方とのご縁があるからこそ、充実した日々をおくれていると思っています。一つだけ何かを伝えるとするならば、とにかく感謝です。ありがとうございます。

さて、2020年最後に今年を振り返りたいと思います。

1.感染症と隣り合わせの1年間

人類が遭遇した新型コロナウイルス感染症。自分が罹患する恐怖もありますが、それよりも人にうつしてしまうのではないかという恐怖があるおそろしさ。それゆえに人と人が直接会うことを制限せざるを得ないということで、複数人でのイベントや遊び、ボランティアを主戦場としている面も大きい僕にとってもなかなか難しい1年間になりました。ただ、起きてしまったことは仕方ないと思うタチなので、直接会えなくてもできることがあるんじゃないかと模索し続けた(そして今も模索し続けている)ことはある意味で力になっている部分もあると思います。

仕事では学生たちとの関わりの8~9割がオンラインになりました。正直春先の時点ではこれ当分何かやるのは厳しいんじゃないかと思っていたけど、学生たち一人ひとりの柔軟な発想と行動力で、オンラインをベースに多くの啓発イベントや知識を深めたりコミュニケーションをとる場づくりができました。ある学生が言っていたけど、この場での繋がりがなければ空しい1年間だったかもしれないけど、この場があったからできることがあったり、Zoom上でもみんなの表情が見れたことが僕にとっても力になりました。

友人たちとも、少人数では会ったりしますが感染症が広がる最中では会う機会を減らしたりなくしたりせざるを得なくなった。ただ、会うだけがすべてというわけではなくて、SNSの投稿で元気にしている様子を知れたり、ちょっとしたメッセージのやり取りをしたり、連絡をとっていない友人たちのことを気にしたり、前提として繋がりがあるからこそ「そこに居る」ことが実感できれば安心する感覚があって。そういうことの積み重ねが日常を落ち着いて前向きに生きることができる要素になっているんだと思います。

たくさん大事なことに気付いた年になったな、と。

2.月1イベント

2020年が始まるときに、月1で自分が主催するイベントをやる!ということを心に決めていました。イベントといっても各所の友人に声をかけて、一緒に遊びに行ったりZoomを繋いだりというもので、特にその場に大きな意味を持たせるというよりはその場での時間を一緒に過ごすことを楽しんで、それを継続することで居心地の良い居場所をつくれたらいいなというそんな思い付きなんですけどね。2018年頃から隔月で継続してやっていたのですが、もっと面白いことしたい、色んな人と話したいということで今年は継続して開催。1月2月はまだ感染症の猛威がそこまでではなかったこともあって、神戸ツアーやごはん会なんかもやれたんですが、4月ごろからはZoomでの居場所づくりにシフトチェンジしました。色々試行した結果、9月10月ごろからは「おうちカフェ」と題して、月ごとにメインとなるトークテーマを変えながら話す場を作ったり、Zoom繋いでアメフトやM-1グランプリみたりする場も作ったり、だんだんZoomのツールも使いこなせるようになってきてわりとじっくり話すということや雰囲気を楽しむことはオンラインでも工夫できることが増えました。
ただ、やっぱりオンラインで話すことが難しいという面も、その難しさが勝ってしまってオンラインには来ないという人もいるだろうし、場や時間を共有することに価値を感じる部分ももちろん大きいし、直接会うことの強みということはおおいにあるので、早く対面イベントもやりたいなぁと思う気持ちはもちろん強いです。
コロナが収束したらオンラインの場づくりとオフラインで直接会う場づくり、2本立てでいきたいなと思っています。

3.アメフト繋がり

趣味のアメフト観戦を通じて大きな変化と広がりができた1年でもありました。
YouTube開設したり、社会人アメフトチーム「みらいふ福岡SUNS」のスタッフにしていただいたり、オンラインでのオフ会を開催したり、そして限られた試合数ではあったけど、そこで集まれたアメフト仲間たちとの出会いがあったり。
試合以外の要素でもたくさんの生きる楽しみを作ってくれていることがアメフトだなと思います。
今年は「アメフト忘年会」が出来ず寂しいのですが、来年こそはじっくりやりたいな。
間違いなく、アメフト仲間たちとの繋がりは僕の中で大きなものになっていることを実感した年になりました。

4.一人ひとりを支えているコミュニティ

僕がボランティアや寄付会員、そしてボランティアメンバー同士の交流イベントをつくるメンバーとして活動させてもらっているNPO法人D×Pではコロナの影響もあってしんどい思いをしている若者たちを支えようとLINE相談や食糧支援等、さまざまなサポートをしていました。スタッフに友人も多いので色々話を聞きましたが、本当に切迫していて理不尽な環境の中生きている一人ひとりの状況を聞いて、憤りを感じるし、なんでこんなことになるんだろうという思いを感じたことも多々あります。まずは関心を寄せ続けたい、皆と一緒にできることを考えたい、そう思います。
僕はD×Pの「否定せず関わる」「一人ひとりと向き合い、学ぶ」という姿勢が好きだし、そこに集まる人たちの温かさや優しさに触れて生きるパワーをもらっています。みんなで支え合うってこういうことなんかなと思うし、そこには「支える側」「支えられる側」という2軸ではなくて、相互に触れ合い助け合う感覚があって、すごく居心地が良いです。少しでもその輪を広げられるように、自分にもできることを頑張ろうと改めて思った1年間でした。
他にも、「合同会社なんかしたい」という会社のイベントに参加したことをきっかけに寄付会員になったり(こちらもすごく居心地の良い、生きるパワーがうまれるきっかけ作りをたくさんされています)、色んな面白い人との繋がりづくりの場づくりに参加したり関わらせてもらったり、一人ひとりを支えるコミュニティと出会えてよかったと特に実感した年でした。

5.自分を高める

個人的にはあまり得意ではない「自分を高める」ことにもチャレンジした年でした。これまではバタバタしていてできなかったことでもあったので、ある意味自分を奮い立たせる意味も込めて、防災士資格取得、食品衛生管理者やアクセシビリティ2級検定受講・受験、ボランティアに関することの学び直しや冠婚葬祭の知識勉強とかいろいろやりました。今年の前半に友人が目標を100個立てるといいよと教えてくれたこともいろいろできたきっかけになった大きな要素でした。すべてが達成できたわけではなかったけど、それでもそこで意識したから今が変わったと思います。自分を高める結果として人との繋がりや関わりにもつながってくることがおおいにあるので、そこは大きなモチベーションになりました。

6.生きづらさや死のことを考える

社会的には誹謗中傷、経済苦、病気、自死などしんどい話題も多くあって、自ずと生きづらさや死についても考えざるを得ない年でもありました。必ずしも悪意のある行動や極端な行動だけが人を苦しめるわけではなくて、「善かれと思ってやっている」であったり、「自分は正しいことをしている」「何もおかしくない」という思い込みであったり、なんとなくしている言動であったり、それが自分や他者を傷つけていって、それが積もり積もってしまうと取り返しのつかないことになる。ただ、同じことを繰り返してしまう危険も大きいので、何かを責めるのではなく、自分を省みることに努めよう、そして思った違和感は言葉にしてみよう、そう思います。

「死のうと思っていた」「死にたい」という言葉を親しい仲間が言っていることが何人か、そして何回かあったり、心が苦しくなるようなこともありました。
自分にその人のしんどさを全部取っ払うことができるわけでないのが本当にしんどいのですが、とにかく僕だけの思いでいうなら「あなたに死んでほしくない」という思いでいっぱいです。
休んでもいい、離れてもいい、頼ってもいい、任せてもいい、とにかく死という選択だけは避けてほしい。

世の中には生きづらい面がいっぱいあるし人間がいるからそうなるけど、生きやすさや支え合いを作るのもまた人間だと思っていて、そんなことを感じられる場面が1回でも多い人生をつくっていきたい。それは僕一人ではできないので、みんなとの関わりを大事にしながら面白いことをいっぱいやっていきたいと思います。


喜怒哀楽、しんどいことも楽しいこともたくさんあった2020年ですが、個人的にはじっくり考えたりオンラインも含めた行動力ができたり、大きな1年になったと感じています!
2021年がどんな年になるのか、そしてどんな年にしたいのか、また考えてみようと思います。

皆さんもよいお年をお迎えください!

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